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【2025/07/13 22:34 】 |
300)11月度関西出張のお知らせ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「11月度関西出張のお知らせ」 について書きたいと思います。
11月、霜月となりましたね。
今月の関西出張のお知らせです。

期間:11月6日(火)~8日(木)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*6日(火)ー和歌山出張所
・ラカン講座 9:30~11:30
・午後以降 面談

*7日(水)―和歌山出張所
・インテグレーター養成講座 10:00~12:00
  『対象喪失』
・午後以降 面談
・インテグレーター養成講座 19:00~21:00
 『精神発達論-口唇期』

*8日」(木)ー和歌山出張所
フリートーク 10:00~12:00
 テーマ『夫婦共謀』
 フリートークは、飛び入り参加も歓迎です。
 お茶菓子を囲んで、互いにテーマを中心に語り合いましょう。
 参加費:1人1.000円(小学生以下無料)
・午後面談
・夜6:00~22:00―大阪市難波にて面談

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

和歌山市、大阪市近辺の方、面談ご希望の方は連絡ください。
まだ少し、時間の余裕があります。
9日(金)7:00~新宿近辺におります。

各種講座は予約制になっていますので、あらかじめご連絡ください。
連絡先はこちらです。
シニフィアン研究所サイトhttp://signifiant-lab.com/
5日午後以降は携帯へ、連絡ください。
面談中、移動中は出られませんので、連絡先など残しておいてください。
後ほど、こちらから折り返し、連絡させていただきます。

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【2012/11/01 12:32 】 | お知らせ | 有り難いご意見(0)
299)引きこもりと自己奪還

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「引きこもりと自己奪還」 について書きたいと思います。

「母性剥奪」という言葉がありますが、
「自己剥奪」され、人間でないものにされてしまった人が、
自分というものを取り戻すことを『自己奪還』と呼んでみました。
ここでいう「自己剥奪」とは
自らの意志と考えによって言動することを根こそぎ奪われている状態のことをいいます。
「自己奪還」とは、自らの意志と考えに基づいた言動を取り戻すことです。
それは≪私は人間だとの自己規定≫でもあると思います。


自己奪還のためには、まず「引きこもること」が必要であることを書きたいと思います。
「奪還」という言葉は「剥奪」に対して用います。
つまり、根こそぎ奪われているから奪い返すという意味です。

奪還という言葉を使うに至ったのは
日々の精神分析という面談の中で、クライアントの叫びとして聞こえてくるからです。
非行や引きこもり、不登校、いじめ、うつなど子どもから大人に至るまで
≪私は人間だ≫との切実な叫びを痛感しています。

ある引きこもりになった男性(以下Sさんと呼ぶ)の言葉を紹介したいと思います(本人の了解済)。

自分は今まで、親をはじめとする周りの人たちの姿や言葉に従ってきた。
そして、それに対して何の疑問も抱いていなかった。
ところが、あるきっかけから引きこもり、気付いたことがある。
今まで自分の考えや意志がなく、周りに用意されていたことに従っていただけだった。
引きこもりと言われるようになって初めて、
自分というものが無かったことに気が付いた。
何も語れない自分を知った。

そして、今、自分が何を考え、何を求めているのか、いないのかを見つめている。
そんな暇さえ持っていなかったことに驚いている。
初めて迷っている。初めて真剣に悩んでいる。考えている。

このようにSさんは語りました。
Sさんは引きこもったことにより、周りに用意されている事柄に対して受身であったことに気付いたというのです。
例えば、学校や習い事、就職、仕事などに対しても
自らの意志で積極的に関わってこなかったことに気づいたのです。

Sさんは、引きこもることによって、その機会を得ることができた。
否、このままでいいのか、との無意識からの強いメッセージにより
引きこもりという状態になった、とも考えられるのではないでしょうか。
こうして考えてみると
引きこもることは、知らないうちに自らの意志と思考を剥奪された自己を奪還するための一つの方法ではないかと思うのです。

ここではSさんの言葉を中心に書きましたが、
引きこもることは、自己剥奪された人が自己奪還への叫びの行動化の一つだと思えてくるのです。
つまり
人間でないものにされてしまった人が、≪私は人間だ≫と叫んでいる姿のように感じるのです。
人間であるとは、言語で語れることの意味で使っています。
分析家はその語らいを聴いています。
受身から能動への転換、
それが自分らしく生きていくことでもあるのではないでしょうか。

シニフィアン研究所のHPはこちらです。http://signifiant-lab.com/
「不登校の子どもの母より」サイトhttp://signifiant-lab.com/escape/
「思春期の悩み」サイトhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/も参照ください。

【2012/10/31 11:19 】 | 不登校・引きこもり | 有り難いご意見(0)
298)ハングリー精神と欲望

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「ハングリーと欲望」 について書きたいと思います。

かの有名なスティーブ・ジョブスもスタンフォード大学の卒業式で、
「ホール・アース・カタログ」から引用して言いました。
≪ハングリーであれ。愚か者であれ。≫と。(http://www.youtube.com/watch?v=XQB3H6I8t_4参照)
この「ハングリー」な精神が欲望を生み出すことを書きたいと思います。

「ハングリー精神」の言葉を耳にしたことがあると思います。
特に、物質的に満たされた時代に生きていると、失われがちだと言われます。
ハングリーな精神はどのような時に湧き上がってくるのでしょうか。
例えば、
満たされていない、足りないと思った時でしょう。
ということは、
満たされている、足りている状態を知っていることになります。
過去の自分と比べたり、他者と比べたりしていることになります。
つまり、
「ハングリー」であることを意識するためには
満たされた状態を知っていることが必要です。
それと比較して、自分はハングリーであると自覚できるのです。

自分がハングリーであるからこそ、満たされたいとの欲望が湧いてくる。
空腹だからこそ、満腹感を味わいたいと欲望するのです。

ハングリー精神は欲望を湧き上がらせる原動力だと考えられます。
欲望は人を行動へと駆り立てることでしょう。
そして、模索や興味、好奇心や探究心を呼び起こすことでしょう。

このように考えてくると
人が行動するには、好奇心や探究心が必要であり、
好奇心や探究心は欲望が動因となり、
欲望はハングリー精神から湧き上がり、
ハングリー精神は、満足の状態を必要とする、
と考えられます。


ちょっと先まで進んでしまいましたが、
ここでは、ハングリー精神は欲望を生み出すことを書きたかったのです。
ハングリーであることは、人を何らかの行動へと繋いでゆくために必須だと言える。
だからこそ、決して満足しないこと。
それは逆に、常に比較参照項として満足を必要とすることだとも言えるでしょう。


満足を知っていますか?
ハングリーですか?
欲望を知っていますか?
あきらめていませんか?

これらの問いかけを持ったなら
シニフィアン研究所までお問い合わせください。http://signifiant-lab.com/
勉強会、講座もあります。http://signifiant-lab.com/#10
やさしい精神分析講座 http://signifiant-lab.com/#11

【2012/10/27 16:22 】 | 生き方 | 有り難いご意見(0)
297)あやつり人形=マリオネット

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「あやつり人形=マリオネット」 について書きたいと思います。

親は子どもを「あやつり人形=マリオネット」にしてしまっている。
親自身が無意識のうちに。
この可能性があることを考えてみたいと思います。

なぜ「あやつり人形」にしてしまうのでしょう。
それは、育児は親と、親自身の親との関係が再現される場だから。
つまり、
自らが子ども時代に、親からされた(してもらった)こと、されなかった(いてもらえなかった)ことを
わが子との間で再現しまう可能性が大きいということです。
ここから
虐待された親は、わが子を虐待する。
放任された親は、わが子を放任する。
逆になると
わが子を過保護にしたり、過干渉になったりする。

どちらにしても
親は自分の子ども時代を基本にして、
わが子に自分の想いを託そうとする可能性が大きいと考えられます。
それが「あなたのためを思って・・・・・」の言葉になるのでしょう。
子どもが自分の思い通りになったなら、「自慢の子」となり、
思い通りにならなかったなら、虐待や放任、放置の対象となりやすい。

このようにして、親の思う通りになる子が、『親のあやつり人形』となるのです。
そのような子どもは
親の期待を一身に受け、親が描く理想の姿になるように急き立てられます。
子どもも、親の喜ぶ顔が見たいと思い、必死で頑張ります。
応え続けている限り、親はすべてを犠牲にします。
もし、あやつり人形であることを止めようとしたなら、
それは一気に見捨てられるか、虐待が待っています。

こうして『あやつり人形=マリオネット』が創り上げられてゆくのです。
親は、愛情だと考えています。
なぜなら、親は自分を犠牲にしてまで尽くしているからです。
では、子どもはどうでしょうか?
あるクライアント(あやつり人形だった)が言いました。
『それは暴力だった』と。

この関係には、子どもの主体性は育ちません。
主体性は親によって、根こそぎ奪われている(=母性剥奪)からです。
まさしく『あやつり人形』にされ、人間でないものにされていると言っても過言ではないでしょう。
あやつり人形に主体性も意志もありません。
ただ、あやつられるだけです。
その結果、賞賛や拍手喝采を浴びることもあるでしょう。
それは誰の喜びでしょう?
はたして、人形の喜びだと言えるでしょか?
あやつる人の喜びではないでしょうか。


知らない間に、子どもを『あやつり人形=マリオネット』にしていませんか?
子どもの主体性を奪っていませんか?
それを知る方法があります。

興味を持たれた方は、シニフィアン研究所まで
http://signifiant-lab.com/お問い合わせください。
オールOK子育て相談もしています。http://signifiant-lab.com/raise/

【2012/10/26 10:18 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
296)バラバラになる不安と恐怖

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「バラバラになる不安と恐怖」 について書きたいと思います。

何かが一つにまとまらない状態を「バラバラ」と言います。
辞書の中にも
『一体であるべきものが離れ離れになったり、統一されていなかったりするさま』
とあります。

この中の『一体であるべきもの』というフレーズに注目したいと思います。
何を言いたいかというと
『一体』の前提として『バラバラ』があるということです。


これを『私』に置き換えて考えてみましょう。
ここで、ラカンの『鏡像段階論』を思い浮かべてください。
私というまとまりを持った存在は、
「他者」という鏡(像&語り)によって構成されることを思い出していただけたでしょうか。

ここから考えると逆に
『私』という存在は『バラバラ』を前提としているという視点です。
つまり
『私』というまとまりは、常に『バラバラ』になるかもしれない不安や恐れを持っている、
そのように考えられるということです。
『私』は間違いなく、一人の存在であることを確認せずにはいられない。
それがなくなると『バラバラ』になるかもしれない。
そんな不安や恐れから
人は鏡に自分の姿を映さずにはいられない。

それが、例えば
常に鏡を携帯し、取り出して眺める
歩きながらショーウィンドーに映った自分の姿をチェックする
誰かに自分のことを注目してもらいたがる
自分のことを聞きたがる
人の目が気になるetc
このような行為へと人を駆り立てるのではないでしょうか。

この観点から、バラバラ殺人なども
自分がバラバラであることの行為化では?
とも考えられると思うのです。

長くなりましたが、
人は自分がバラバラになるかもしれない不安と恐れを抱いている、
だからこそ、自分を確認せずにはいられない、
その不安と恐怖から逃れるために鏡を必要とする、
『バラバラ』は『一体』とまさしく表裏一体であるとの観点から考えてみました。

ご意見、ご質問はシニフィアン研究所までどうぞ
http://signifiant-lab.com/
精神世界を「精神分析理論」で知る講座もあります。
要請があればどこへでも出張しています。

【2012/10/24 10:53 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
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