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【2024/04/25 00:25 】 |
269)秋葉原無差別殺傷事件3加藤智大(月刊精神分析)

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。

.............................................・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*明日(4日)から関西方面へ出張です。近隣の方はご連絡ください。
連絡は携帯へお願いします。(signifiant-eros@ezweb.ne.jp 090-1951-1978)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           
今日は、「秋葉原無差別殺傷事件3(月刊精神分析)」の紹介と、分析家として感じていることについて書きます。
(詳しくはこちらhttp://agency-inc.com/akihabara3/

この事件は、まだ記憶のどこかに衝撃的な事件の一つとして、残っていることと思います。
ここでは、
加藤智大(以下「彼」と呼ぶ)の養育環境が特別ではない」ということを書きたいと思います。

「彼」の母の養育を『月刊精神分析「秋葉原無差別殺傷事件2,3」』から一部引用してみましょう。

1、男女交際禁止。中1、中2の時彼女ができるが母親から交際をやめるよう迫られる。交際を続けるなら転校させる。彼女から来た手紙を冷蔵庫の上に掲示される。脅迫と見せしめである。交際反対の理由は異性に関心を持つと勉強の妨げになるから。
2、友人を家に連れてくる事を禁止される。
3、門限あり。
4、クラブ活動の禁止。中学校時代、母親から部活動は反対されるも、友人に無理やり軟式テニス部へ入部させられ秋の新人戦で好成績をおさめた。新聞に名前が掲載されると母親は手のひらを返すように応援をはじめた。
5、視聴が許されたテレビ番組は「アニメ日本昔話」と「ドラえもん」
その他
作文指導の「10秒ルール」、ローカの新聞紙の上へぶちまけた食事を食べさせられたエピソードetc

これだけ読めば、かなり極端な養育環境であり、虐待だとさえ思うことでしょう。
ところが、今や日本の大半の家庭で、同じようなことが行われていると言ったらどうでしょうか。
《我が家は絶対違うと》言えるでしょうか。

私なりに読み替えてみたいと思います。
「彼」の養育環境を精神分析の観点からいうと
『主体性の剥奪』です。
ちょっと難しい表現ですが、
「彼」の「~したい」という欲望をすべて奪われ、母の言いなりになるしかなかった状況(環境)を指します。
もっというと
子どもの気持ちを無視し、親の言いなりにコントロールすること、です。

このように書くと、どうでしょうか?
子どもに自分の想いを押し付けていませんか。
・ゲームや遊びやおやつ、食事、服装、時間の制限をする
・塾や習い事を勧める
・早くしなさいと急き立てる(早く食べなさい、塾や習い事へ行きなさい)
・友達を選ぶ(あの子と遊んではダメ)etc

このように言うと、大抵のお母さんは
黙っていたら、際限なくゲームをしたり、自分の好きなことだけしかしない。
そうすると食事もまともにせず、宿題もせず、お風呂にも入らず眠ってしまう。
私は子どものためを思って言ってるんです。
このように反論されます。

「彼」の母親と、どれだけ違っているでしょうか?
このような環境の中で育った子どもは、将来どうなっていくかは想像できるでしょう。
誰かに指示されないと意見を言えない、動けない=指示待ち、受身の人
果ては、いじめられたり、人が怖くなる=対人恐怖、視線恐怖、広場恐怖など
人が怖くなると、人に合わないようにする=引きこもる
押し殺していた怒りが爆発=家庭内秒力、リストカット、虐待、非行、殺人「彼」(加藤智大)

こうして「彼」(加藤智大)へと繋がる道筋が予測できるのです。
だからといって、すべての人が彼のようになる言っているのではありません。
ただ、
《子どものために》との想いが、
気が付かないうちに、彼と同じような環境の中にわが子を追い込んでいる可能性がある、
のではないだろうかと問いかけてもらいたいのです。
そして、あなた自身はどうだっただろうか、と問いかけてもらいたいのです。
もし、私も同じだったと、思い当たる人が居たなら、その人は
かなり高い確率で、誰かに(ほとんどが我が子)同じ想いをさせていると言えるでしょう。

それらに気が付いたなら
今からそれを書き換える方法があります。
それが「オールOK子育て法」です。
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