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【2024/03/29 20:19 】 |
記憶のない時代を埋めるもの

人はどんなに記憶を遡っても、ほとんどの人は2歳以前の記憶は思い出せないだろう
まだ言語をしゃべれない時代の事は、周りの人から聞いたり
ビデオやDVDなどの記憶媒体を通してしかたどれない
どんなに聞いたり見たりしても、生(ナマ)の自分を味わえない
 
その時、目の前に2歳以前の乳幼児が現れたらどうだろう?
世話をしてもらわないと生きることさえ危ぶまれる赤ちゃん
あるいはよちよち歩きで、思うように自分の身体も操れない幼児
喃語をしゃべり、なにやら指さして無邪気に笑ったり泣いたりする
そんなリアルタイムな姿の中に
かつての自分もこんなであっただろうか?
きっとこんなであったに違いないと思いを馳せる
 
自らの記憶のない時代をそこに見出す
そして、自分がまぎれもなく生まれて以来途切れることなく
現在まで続いている存在であることを確信させてくれる気がする
そして安心する
 
笑っても、泣いても、何をしても可愛いと思える
かつての自分も同じような眼差しで見つめられたに違いないと思いたい
否、きっとそうであったに違いない
 
こんな想いが「孫は無条件に可愛い、我が子とはまた違う」
と、おじいちゃん、おばあちゃんに目を細め、声を揃えて語らしめるのであろう
 
それほどに、人は自分自身の記憶のない時代に対する郷愁とでもいえるものを持っている
逆に言えば、記憶のない時代を何としてでも補わないと不安な存在だとも言える
 
 
Φ シニフィアン研究所のHPはこちら   http://signifiant-lab.com/
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【2011/09/15 07:36 】 | 子育て | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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