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411)思春期の子ども

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

今日は、「思春期の子ども」 について書きます。

私たちは思春期を第二次反抗期と呼んだり、疾風怒濤の時期と呼んだりします。
この時期の子どもに一体何が起こっているのか。
ここでは、アイデンティティの確立の視点から考えます。
アイデンティティの確立とは「私はわたしである」との自我同一性を持つことを指します。
「自分は一体何者か」
「自分に一体何が起こっているのか」
「自分は何をしたいのか」
「これは本当に自分が求めていることなのか」
「生きるとは」などなど

このように、それまでは外へと向かっていた関心が自分の内面へと向かう時期でもあります。それまで周りから言われてきたことを再度自らに問いかけます。
それと共に身体生理的にも大きな変化が表れます。
いわゆる心身共に子どもから大人への移行期を思春期と呼びます。

「私はわたし」というアイデンティティを確立するには「私」を見るもうひとりの「わたし」という視点が必要です。一人の私を二人に分裂させる視点です。
これはまさしく「鏡に映った私」と「それを見るわたし」といえるでしょう。
それともう一人「他者が語る私」が加わります。
この三人の私が対話するのです。
そして「鏡に映った私」と「それを見るわたし」と「他者が語る私」を統合して一人の私であると結論づけること
これがアイデンティティの確立(自我同一性を持つ)へと繋がります。
色々な私がいるけれど、それでも「一人の私」だと再構成できること。
これを「アイデンティティの確立(自我同一性を持つ)」といいます。
そのようにして再構成したものが自我と呼ばれるものです。
つまり自我は様々な私の寄せ集めです。
そしてその内容よりも「私はわたし、他の人とは違う一人の私」だと考えられる方が重要です。

このようなアイデンティティを獲得するためには、年単位の時間が必要だといわれます。
様々な自我と出会って、迷い、怒り、戸惑い、否認、反抗、拒否、無視、受け容れ、再認している時期です。
これら自らの内面から突き上げてくる何かに自分でも手を焼いているのです。
ですから他者に対してもその存在や言葉が邪魔に感じ、苛立ち、イライラ、暴言を吐いたりします。
周りの大人は「やりにくい、難しい、何考えているか解らない」などと語ります。
それは当然です。
当の本人が疾風怒濤の中にいて、一番自分が解らず悪戦苦闘しているのですから。
子どもから大人へと脱皮する、まさしく産みの苦しみの時期とでも呼べるでしょう。

誰もが大なり小なり一度は通過しなければならない道です。
私たち大人は心配しつつも黙って温かいまなざしで見守るしかないでしょう。
必要なときは助けを求めるだろうと信じるしかありません。
見守り方(対応の仕方)を間違えなければ、きっと自力で通り抜けることでしょう。
このような思春期の子どもからのメッセージの読み解きと対応の仕方は様々あります。
関心を持たれた方は下記を参照ください。

シニフィアン研究所 HP http://signifiant-lab.com/ 
Twitter https://twitter.com/rakuhomanami

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【2015/04/20 16:00 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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