忍者ブログ
  • 2025.06
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2025.08
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2025/07/06 19:12 】 |
270)画家ジミー大西=オールOKで育てる

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「画家 ジミー大西=オールOKで育てる」 について書きたいと思います。

ジミー大西についての詳細はウィキペディア参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%9F%E3%83%BC%E5%A4%A7%E8%A5%BF

先日、テレビで「ジミー大西」を紹介する番組を偶然見ました。(二人の女性との対談・体験形式の番組)
その番組を見て『オールOKで育てることの大切さ』を再認識しましたので、記憶を頼りに紹介したいと思います。
ジミー大西(以下、彼と呼ぶ)が自ら語ったエピソードから、心に留まったいくつかをならべてみます。

1)小学校時代の写生の時のエピソード
  他の児童は写実的な絵を描いていたが、彼は雲を見た時『僕には、ぞうさんに見えたんです』そうです。
  担任の先生は「大西君はそれでいいのよ」と彼にヘッドフォンをつけてくれたとのこと。
  それのせいか、今でも彼は絵を描くときには、『ヘッドフォンをつけないと描けないんです』と語っていました。

2)デッサンはできない
 大半の画家はデッサンや遠近法などの技法を習得しているが、『僕はそれがまったくできないんです』。

3)作品のタイトルは、奥さんが付ける
 
収録中に書いた海辺での作品に対して、アナウンサー(だったと記憶している)が
「大西さん、この絵のタイトルはなんですか?」に対して

『いや、奥さんに聞いてみないとわかりません』と返答。

4)寂しさを埋めてもらいたかった―マネージャーだった奥さんとの結婚の経緯
 ピカソに会いにスペインへ行ったとき、日本を離れて一人で寂しかった、その寂しさを埋めてほしいと思って、
マネージャーだった奥さんを、隣の部屋に泊まるように誘い、『男として責任をとります』と宣言したとのこと。

5)よく立ち寄るお店で
 焼き飯とパスタを同時に食べる彼に「一緒に食べるんですね」と質問、それに対し
 『口の中で両方を一緒にしたいんです』と答えた。

6)明石家さんまが語る運転手時代
 さんまは混雑した道が嫌いとのことで、それを知っている彼は、
 ある日、空いている道を選んで走っていたら、さんまの自宅に戻っていた。
「さんまさんは、そんなジミーさんを怒ったことはなかったんですか?」の質問に
「いやあ、怒らなかったですねえ」とさんまが答えていた。

数々のエピソードの中から、印象深いものをいくつか挙げてみました。
どのような感想を持たれたでしょうか。
もし、彼がわが子なら・・・と考えてみたら
果たして、「あなたはあなたのままでいいのよ」と認め、受け入れられるでしょうか?
私は、きっと無理だと思います。
それはなぜなのでしょう。
なぜ周りの人と違っていたら、認めることも、受け入れることもできないのでしょう。
その根底にあるのは、≪不安≫ではないでしょうか。

その不安は孤立を招き、自分の存在を危うくすると感じてしまう心から発している気がします。
何らかの集団に帰属している=一人(自分だけ)ではない=存在を認めてもらえている=存在していて良い=安心
このような連鎖があるのではないでしょうか。
可愛いわが子が、集団になじみ、孤立しないようにしてやりたい。
それが、わが子の安心であり、親の安心でもある。
だからこそ、人と違っていることを恐れ、枠組みからはみ出ないように躾けようとする。
この親の想いが、子どもの自由に伸びようとする芽を摘むことにもなりかねないのでしょう。

これらの視点から、彼(ジミー大西)のエピソードを振り返ったとき、
周りの人が、彼の自由に伸びようとする芽を摘むことなく、伸ばしたと考えられるのです。
「大西君はそれでいいのよ」とヘッドフォンをつけてくれた先生。

「怒らなかったですねえ」と言った明石家さんま。
きっと彼を取り巻く多くの人たちが、彼の「人とは違うこと」を決して否定せず、
指導せず、去勢せず、あるがままの彼を受け入れた。
その環境が、『天才画家 ジミー大西』を育てたのだと思います。

人と違っていることが、必ずしも天才や偉人を育てるとは限らないことも事実でしょう。
それでも、あるがままを否定せず、指導せず、去勢しないことが
人を育て、誰にも似ていない個性的な人を育てることも事実だと思うのです。
親が思い描く子どもの理想像は、決して親の枠を超え出ることはないでしょう。
ある時期までは、親が子どもに対して理想像を抱くことは必須だと言われます。
しかし、子どもがその親の描く枠が窮屈で、狭いと感じた時

反抗や抵抗をして、打ち破ろうとしているのではないでしょうか。
その時が、親の描く世界を脱し、より大きな世界へと飛び立とうとしている時だと思うのです。
それを自覚し、勇気をもってその枠を手放す親でありたいものです。

その代表的な方法が『オールOK』子(心)育て法なのです。
心を育てるのに、年齢は一切関係ありません。
『オールOK』で育てていなかったと気付いた時から、育て直しをしましょう。
気付いたその時がスタートの時です。
時期に、早い遅いはありません。

シニフィアン研究所では、
幼少期から大人まで、年齢関係なく
『オールOKの仕方』の教室を随時開催しています。
詳しくはHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
オールOK実践紹介例
「不登校の子どもの母より」http://signifiant-lab.com/escape/
「思春期に悩み」http://signifiant-lab.com/eatingdisorder/

PR
【2012/09/08 12:41 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
262)ナルシシズムの原点=鏡よ鏡『白雪姫』

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「ナルシシズムの原点」 について書きたいと思います。

白雪姫』はご存知でしょう。
ストーリーはこちらを参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%9B%AA%E5%A7%AB

有名な場面の一つ、白雪姫の義母である王妃の言葉
「鏡よ鏡、世界中で一番美しのは誰?」
これはナルシシズムの原点だともいわれます。


魔法の鏡が
「それは王妃です」
と答え続けていたなら、
王妃は白雪姫を殺さなかったことでしょう。
魔法の鏡が、
「それは白雪姫です」
と、答えたから、
自分が世界で一番美しいと言われたいとの欲望を持ち、
白雪姫に殺意を持ったのでしょう。

これは、童話です。
でも、人間の心の世界を表現した素晴らしい童話です。
誰の心の奥底にある欲望だともいえるでしょう。
これを、子育てに置き換えて考えてみましょう。


子どもが最初の鏡とするのは、お母さんです。
子どもはいつもお母さんに問いかけているのです。
≪お母さん、世界で一番可愛い(好きな)
のは誰?≫と。
その時
間髪入れずに答えてあげましょう。
≪それは、もちろん〇〇ちゃんよ≫と。
そうすれば、
子どもはニコッと微笑んで、
お母さんに愛されていると感じ、安心してすくすく成長することでしょう。

自分の理想の子どもになってもらいたくて、
兄弟姉妹や他のだれかと比べてはいませんか?
誉めたら調子に乗るからと、わざと意地悪していませんか?
うるさい子だと無視していませんか?

子どもにとっての鏡は、お母さんなのです。
だから何度も、うるさいくらいに確認したくなるのです。
「鏡よ鏡、世界で一番可愛い(好きな)のはだれ?」と。
もし、
「それはもちろん、〇〇ちゃんよ」
と言ってもらえなかったなら
白雪姫の義母である王妃のように、殺意を抱くかもしれません。
無視されたなら、
「誰でもよかった」と言って
たまたま通りかかった人たちに殺意をばらまくかもしれません。

人は、鏡に問いかけ、鏡によって答えられた姿を自分だと思い込む構造があります。
それは最初期において、自我を作り上げる上でとっても大切なことです。
その時期に、愛を刻印するか、憎しみ(殺意)を刻印するかは
子どもの目の前に居るお母さんに係っているといっても過言ではないでしょう。

この意味で
お母さんは子どもの運命を握っていると言えるのではないでしょうか?

それほどに、
子どもにとって、お母さんは世界で一番の愛の対象であり、
子どもも、母にとっての世界で一番の愛の対象になりたいと切望しているのです。

子育て教室では、オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/を中心に
子どもへの具体的な対応の仕方を話し合っています。
サークル、地域の子育てクラブなどへも出張します。
詳しくはこちらをご覧ください。http://signifiant-lab.com/#10

ブログ(197)自己愛(ナルシシズム)―エロス的交流)も参照ください。

【2012/08/16 11:10 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
261)調子に乗ることの大切さ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「調子に乗ることの大切さ」 について書きたいと思います。

夏休みも後半、お盆休みに家族で田舎へ帰省したのでしょう。
小学生低学年の子ども二人が、スーパーではしゃいでいました。
おばあちゃんにお菓子でも買ってもらったのか、
「ねえねえ、これも買っていい?」と子ども
「ああ、いいよ、好きなの買ってあげるから」とおばあちゃん。
そこで、お母さんとおぼしき女性が、ひと言
「調子に乗るんじゃないよ!」

日常、よく見かける光景です。
この光景を見て、残念だなあと思いました。

親側からすれば、甘やかせたら後々とんでもないことになる、
との、親の気持ちかもしれません。
ただ、いつもこのような環境にいると
「調子に乗れない人」になるのではないでしょうか?


人生には、大きな波が何度かやってくると言われます。
その波にうまく乗れるかどうかで、
後の人生が、大きく違ってくることでしょう。

やってきた波を掴み、うまく乗れること。
それは、とっても大切なことの一つです。
まさしく「調子に乗る」タイミングを知っていること。
つまり、自分をうまく波に乗せることができることです。
「それ、今だ!」
と、乗り切れるか、尻込みするかで大きく違ってきます。


うまく、波を掴み、乗れる人。
それは常日頃から、調子に乗ることができる人です。


子どもが嬉しくて、調子に乗っていたら
つまずくことを心配して、調子に乗るなというよりも
大いに、調子に乗せてあげましょう。
そうすれば、波に乗る乗り方、バランスのとり方は
自分の身をもって、体験し、身に付けることでしょう。

お調子者、大いに結構ではありませんか?
調子の良い時には、
大いに、調子に乗せてあげましょう。
そうすれば、
必ず、人生の大きな波をうまく乗り切っていくことでしょう。

子どもを、自分を調子にうまく乗せられますか?
自分を上手に調子に乗せることができますか?
大いに、調子に乗せてみましょう。
そうすれば、やがて
人の力で乗せてもらうのではなく、
自分の力で上手に乗ることができるようになるでしょう。


うまく調子に乗れない方は
シニフィアン研究所まで、ご連絡ください。http://signifiant-lab.com/
なぜ乗れないのか、乗せるにはどうしたらよいか、
相談教室、知るための講座も開催しています。
くわしくは、こちらです。http://signifiant-lab.com/08)09)

【2012/08/15 14:29 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
260)スポーツと攻撃心

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「スポーツと攻撃心」 について書きたいと思います。

ロンドンオリンピックも17日間の幕を閉じました。
日本選手たちの連日の活躍と世界中のアスリートたちの姿に、日本中が湧き立ったことと思います。
一方、甲子園では高校球児たちの熱闘が繰り広げられています。


どうしてこれほど、スポーツに興じるのでしょうか?
スポーツの魅力とは何でしょうか?
精神分析的観点から考えたいと思います。

結論からいうと
スポーツは、誰にもあるとされる「攻撃心」の合法的な発散方法だといえるのではないでしょうか。

そもそも、なぜ攻撃心が生じるのか、から考える必要がありますが、
それはともかく、自らの内に溜まり続ける攻撃心を留めておくことは非常にストレスとなります。
ある閾値に達したら、あふれ出るもののようです。
それらは「衝動」とも呼べるものでしょう。

これらの攻撃心(衝動)を、うまく水路付けし、放出する必要があります。
でないと、心が壊れてしまいかねないからです。
また、対人関係をスムーズにするためにも、必須となります。

その放出手段の一つが「スポーツ」だといえるのです。

解りやすくいうと
・人を蹴飛ばしたい衝動が強い時は、サッカーやキックボクシングなど
・人を殴りたい、叩きたい衝動が強い時は、ボクシングや剣道、野球、テニス、ゴルフなど
・人に抱きつきたい、からみたい時は、ラグビーやレスリングや相撲など
このように考えてみると、
スポーツは、様々な攻撃心を合法的に放出させる、素晴らしい手段といえるのではないでしょうか。
ある限定された枠組みの中で発散すれば、皆から賞賛されるトップアスリートになれるかもしれないし、
時として、英雄にもなれるでしょう。
ですから、
スポーツをした後は、殆どの人が
「あー気持ち良かった、スッキリした」と語ります。

太古から人は、無意識にこれらの事を知っていたから
戦いの刃をスポーツの道具に換えて、競い合ったのではないでしょうか。
スポーツは、自らの内なる攻撃心の放出と、
周りからの承認と賞賛を得られる、一挙両得の方法だといえるでしょう。

自らの内にある攻撃心に気付くこと
どのような衝動があるのかを知ること
この二つが必要です。
体を使って、一つずつ試してみる方法もありますが、

的確に知る方法があります。
それは「自分の攻撃心(衝動)を知る」精神分析という方法です。


興味をもたれた方は
シニフィアン研究所のHPをご覧下さい。http://signifiant-lab.com/

【2012/08/14 11:59 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
258)オールOK子育て法ー嬉しい報告

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。

           
今日は、「オールOK子育て法ー嬉しい報告」 について書きたいと思います。
あるクライアントからの嬉しい報告と、実践する事の大切さを紹介します。
詳細は、守秘義務と個人情報保護の観点から省きます。

子育ては「心育て」だと考えています。
子育てというと、赤ちゃんから思春期までの時期のような印象が強いかもいしれません。
働き始めたり、成人すると
「もう子育ての時期は終わった」
との言葉を耳にすることがあります。
しかし、
人は成長し続けるとの観点から「心育て」は永遠に続くと考えられます。
逆に言うと、
心を育てることは、人が成長することではないでしょうか。
生きている限り、人は成長し続ける存在であると思います。

前振りが長くなりましたが、ここで
「オールOK子育て法」を実践してきた
あるクライアント(Mさんと呼ぶ)からの、嬉しい報告を紹介したいと思います。
Mさんは息子さんの生活態度の乱れに悩んで来談されました。
思春期の息子さんは、
まさしくアイデンティティーの獲得という課題の前で、立ち止まっていました。
Mさんには、「オールOK」の対応をするように努力してもらいました。
それから4年
この度、やっと自分の生きる道を決め、巣立ったそうです。

Mさんの言葉です。

≪「オールOK」の話を聞いたときは、正直半信半疑でした。こんなことで本当に大丈夫なのか?
 逆に、よけいに我がまま気まま放題になって、益々怠けてしまうのではないか?と心配でした。
 何よりも、両親や家族からの理解が得られないと思いました。
 でも今、信じて実践して本当に良かったと思っています。
 何よりも、息子の明るい楽しそうな顔をみられて、「オールOK」の対応が間違ってなかったと実感しました。
 あのまま、息子を責め続けていたなら、息子も私も家族も崩壊していたと思います。

多くの方が、子どもさんや自分自身や家族の問題で、心を痛め、悩み苦しんでいます。
いじめはもちろんのこと、進学、就職、引きこもり、職場や社会へ出てからの対人関係につまずき、
誰もが心の癒しを求めています。

癒されるとは、どういうことでしょうか。
「あるがままの自分」が裁かれることもなく、批判されることなく、指導されることなく、他者に受け入れられること、これが癒しなのです。
これが「オールOK子育て法」の基本であり、
シニフィアン研究所では、これ
をモットーに「オールOK」の態度で来談される方の語らいを聴いています。

シニフィアン研究所のHPはこちらです。http://signifiant-lab.com/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/

思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/も参照ください。

【2012/08/12 09:10 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
<<前ページ | ホーム | 次ページ>>