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【2025/09/17 22:53 】 |
255)子どもが親に殺意を抱くとき

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「子どもが親に殺意を抱くとき」について書きたいと思います

 

母親の首を絞め殺害 18歳アルバイト少年逮捕「しつけが嫌だった」
産経新聞 8月1日(水)8時54分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120801-00000536-san-soci

事件の詳細は不明ですが、母親を殺す子どもの心中はどうなっているのでしょう?

母親は子どもからすれば、最初の愛の対象だと言われています。
母親にとっても、わが子は(古い言い方かもしれませんが)、
お腹を痛めて産んだ子どもであり、可愛い愛の対象のはずです。
それが、どうしてこのような殺人にまで至るのでしょうか?

精神分析的視点から考えてみたいと思います。
「しつけ」と称して、子どもを自分の思うとおりに操ろうとする親の姿が浮かんできます。
「泣き止まないから」
「言うことを聞かないから」
という理由で、乳幼児を殺害した事件も多々ありました。
親の側からみれば「しつけ」でも
子どもの側からみれば「いじめや虐待」となる場合があります。

子どもは親と比べて、圧倒的な弱者の立場にあることが、問題を見えなくさせていると言われます。
親(大人)の世話を受けなければ、生きていけない存在であること
それは、家庭内(一種の閉鎖空間)で受けるのが基本であること
これら2つのことがあるために
より積算されていくのでしょう。
それらがある限界にまで達したとき、
それまでの積算された「親への怒り」が一気に放出されることになります。

ある少年が言いました。
「いつか、仕返しをしてやる、思い知らせてやる、と心に決めていました。」と。
その少年が、母親に暴力を振るい始めたのは
母の身長を1センチでも超えた時からでした。
それまでは、自分が悪いんだと言い聞かせ、
我慢に我慢を重ねてきたけれど、
やっぱり、どう考えても自分は悪くない。
そう思ったと言いました。

その時は
それまで育ててもらったとか、優しくされた一片の記憶などは消えうせていたそうです。
それは「仕返し」です。

事件の18歳少年は
「しつけが嫌だった」と母親の首を絞めています。
果たして「しつけ」だったのでしょうか?
少なくとも、適切な「しつけ」だったなら、殺すまでには至らなかったのではないでしょうか?

人は経験から学びます。
愛されることで、愛することを

憎まれることで、憎むことを学ぶのです。
首を絞めて殺害したという事実から考えると
そこから見えてくるのは
「窒息と抹殺」

少年はこの二つを学んでいたということになります。
「あの母親のしつけから逃れる方法は、永遠にこの世から抹殺するしかない。
そして、その手段は、窒息させること」

と考えたのではないでしょうか。
つまり、
少年は母からの「しつけ」を窒息するようなものと受け止めていた。
そのように考えられないでしょうか?

これら、青少年の事件を見聞きするたびに、
どの家庭でもありうることではないかと感じます。

自分の「つもり」と、受け取る側の「つもり」の相違はないでしょうか?
もしあるとするなら、その相違に気付いてますか?
このような問いかけを持ってみることも必要だと思うのです。

家族や友だちなど、何か気になることがあれば、
シニフィアン研究所までご連絡ください。
お手伝いできることがあります。http://signifiant-lab.com/
思春期の子どもさんをお持ちの方はこちらへhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
小さい子どもさんをお持ちの方はこちらへhttp://signifiant-lab.com/raise/どうそ。

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【2012/08/02 12:57 】 | 事件・事故・ニュース | 有り難いご意見(0)
254)8月の関西出張のお知らせ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「8月の関西出張のお知らせ」について書きたいと思います

今日から8月です。
ロンドンオリンピックもメダルラッシュとなってきました。
深夜、早朝のライブでの応援で、睡眠不足ぎみの方も多いと思います。

さて、今月の関西出張のお知らせです。

7日(火)から9日(木)まで大阪と和歌山を中心に出張します。

6日(月)15:00~22:00 新宿にいます。
8日(水)10:00~12:00 インテグレーター養成講座」 途中参加もできます。
講座内容:「自己愛論Ⅳ 鏡像段階」です。
9日(木)10:00~12:00 フリートーク」 飛び入り歓迎です。
参加費:1.000円(お茶菓子付き)
テーマ≪自分の人生を生きる-愛あるコミュニケーション法≫です。
質問、疑問など自由に語りましょう。沢山の方の参加をお持ちしています。
18:00~22:00 大阪難波にいます。
10日(金)8:00~12:00 新宿にいます。

近隣の方はお気軽に連絡ください。
6日以降は携帯の方へ連絡お願いします。
詳しくはこちらです。http://signifiant-lab.com/#8

シニフィアン研究所では、
特に女性の方に、「心を育てることの大切さ」を一人でも多くの人に伝えたいと思っています。
その中心にあるのが「オールOK子育て法」です。
あなたや周りの人の生活に活用してみませんか?
是非、ご連絡ください。
詳しくはこちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/raise/

【2012/08/01 10:53 】 | お知らせ | 有り難いご意見(0)
253)生きる意味を創り出す=私は、あなたのために生まれてきた

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「あなたのために生まれてきた」について書きたいと思います

「何のために生まれてきたのか?」→「私は、この人のために生まれてきた」
このように断言し、まったくブレない人に会ったことがあります。
ここまで断言でき、それを実行し続けられるのはなぜなのだろうか?
その理由を知りたいと思いました。
彼女を知ってゆく過程で、その理由が理解でき、学びました。

人は、自分の姿を映し出せる人に出会った時、
それを、自分の生きる意味として書き換えられる。

当時、その人(50代女性)が語った言葉を紹介します。
≪出会った時に、「私は、この人のために生まれてきたんだ」と思いました。
そして、今も、これからも、私はこの人のために生きていきます。≫


お互いが育った環境はまったく違ったようですが、
ただ一点、同じものがあると言いました。
それは
『親から見捨てられた存在だった』です。
詳細は避けますが、
共に親から忘れ去られ、必要とされなかったとのことでした。

その彼の姿に接した瞬間
彼女は「私はこの人のために生まれてきたんだ」と確信したと言いました。
それから心身両面において支えました。
まさしく、自分のすべてを投げ出し、彼のために捧げる献身そのものです。
言葉を変えて言うと
彼女は、彼の母に徹することを決意したのです。
ここが、彼女の素晴らしいところです。
単なる同情ではなく、
自らが求めていた
「母から世話されたい欲望」に気付き、「自らが母になり世話する欲望」へと書き換えたのです。
それが、自暴自棄になっていた彼女の、「生きる意味」となったのです。

そして、数十年後
彼は、彼女のその献身に感謝して、家をプレゼントしました。
彼は、彼女と出会って初めて「家庭」を作ったのです。
お互いがお互いの中に、自分を見出し
相手を喜ばせることで、自分も喜ぶ。
まさしく母子関係です。
もっと言うと、鏡の関係です。

このようにして、彼と彼女は互いに「生きる意味」を共有し合ったのです。
彼女の側からみれば、
親に見捨てられ、自暴自棄になっていた自らの姿を映す鏡(=彼)に出会ったことで、
生きる意味を創り出し、それまでの人生を書き換えた

と言えるでしょう。

いじめや、ストーカー、自殺、殺人など、
生きる意味を見出せず、暴力でしか表現することしか知らないニュースを見聞きし、
数十年昔に出会った彼女のことを思い出しました。
生きる意味を見出すには
自らの欲望を知ることから始まります。
それを知ったとき、初めて彼女のように生きる意味を持てるのだと思います。

精神分析は、自分の欲望を知る方法です。
興味をもたれた方はシニフィアン研究所までお問い合わせください。
http://signifiant-lab.com/

【2012/07/31 15:01 】 | 生き方 | 有り難いご意見(0)
252)自殺を決意したとき

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「自殺を決意したとき」について書きたいと思います
私が「自殺」をすると決意した時の、不思議な心理状態と感覚です。
それは私だけなのか、共通するものなのかは判りません。
ただ、そこまで自分を追い詰めたとき、
それまでに無い心理状態と感覚を体験しました。
それだけは、今でも鮮明に覚えています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大津中2自殺問題をはじめ、連日のように、多くの青少年の自殺関連ニュースが報道されています。
・自宅マンションで中2転落死=飛び降り自殺か―茨城
産経新聞 7月30日(月)7時55分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120729-00000084-jij-soci

また、このようなニュースも目にしました。

・一生金ヅルしんどい・やっと楽に…自殺高1メモ
(大阪府貝塚市で昨年10月、同府泉佐野市在住の定時制高1年・川岸朋之さん(当時18歳)が自殺)

 「もっと生きたかったし。もっとみんなと遊びたかったし。もっと楽しい事したかった。死にたくない。死ぬのは怖い。でも死ぬしかないと思った。『生きる』選択肢が無かった。みんな相談もせんとごめん。今までありがとう」
 「(自殺場所近くの)二色浜到着。泣けてきた。今日で死ねる。やっと楽になれる」(昨年10月25日)
読売新聞 7月28日(土)18時51分配信http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000822-yom-soci

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうして「自殺」を選択してしまうのか?
249)自殺を考える時―大津中学生いじめ、自殺に思う にも少し書きました。
「自殺」を考えた時、たいていの人が言う(書く)言葉が
『楽になる』と『ありがとう』です。
死ねたらどんなに楽だろう。
死んでしまったらこんなに苦しむこともなく、楽になれるのに。
死んで早く楽になりたい。
このような言葉を一度は聞きます。
そして、親しい人に対して「今までありがとう」と書きます。

私の場合を書きましょう。
高校生の時、生きる意味を見出せなくて「自殺する」と決め、遺書を書きました。
今ではその遺書の内容は覚えていません。
ただ、鮮明に覚えていることがあります。
それは自分の不思議な心理状態と感覚です。
自殺すると決めてからの時間は
とっても不思議としか言いようのない心理状態と感覚でした。

それまでは、
どうして解ってくれないのか。
どうしたら逃れられるのか。
どうしたらいいのか。
どうして?どうしたら?ばかりが頭の中を渦巻いていました。

ところが、一度「死ぬ」と決めた途端
周りの世界がまったく違って観えました。
平安と安堵の気持ちになり、透明ガラスの向こう側にすべてがあるように感じられました。
すべての感覚がちゃんとあるにも関わらず、
叱咤や罵倒の声も、笑い声もはしゃぐ姿も、雑踏も、皮膚感覚もちゃんとあるのに
すべてがガラスのようなものを通して感じられるのです。
今まで体験したことの無い、不思議な感覚でした。
そこに居ながらそこには居ない感覚。
そして、次にやってきたのが許しの気持ちです。
現実は何も変わらず、以前とまったく同じだけれど、
すべてを許せる気持ちになりました。
それまで抱いていた
「怒り」「苦しみ」「悲しみ」憎しみ」「恨み」「妬み」など
すべて消え去り、許せる気持ちがやってきました。
とっても不思議な心理状態と感覚でした。
それが
「ありがとう」の言葉になって表現されるのでしょう。

いじめられ、自殺していった彼らが
このような心理状態と感覚だったかは解りません。
ただ、死ねなかった私の個人的な
今でも鮮明に覚えている心理状態と感覚です。

当時を振り返って思うことは
あの時の私をまるごと受け入れ、良い悪いの判断をせずに、認めてくれる人がいたなら
あんなにも自分を追い詰めてしまわずに済んだのではないかということです。
そして、だれよりも、母がその人であったなら、
世界中の全ての人が敵になっても
きっと私は自殺など考えなかったと思います。

精神分析家となったのは、私の原点がここにあるからです。
すべての人が、生んでくれた母にオールOKして欲しい、と叫んでいると思います。
でも、もし、その声が届かなかったとするなら
一時的であるにせよ、代理母=母代行を引き受けます。
そして今、自分の体験を基に、
お母さんたちに「オールOK子育て法」を通して、
女性の素晴らしさと大切さを伝えています。
また、このことを一人でも多くの人に伝えるべく全国を行脚したいと奮闘中です。

それが、シニフィアン研究所の迎意 愛です。

シニフィアン研究所のHPはこちらです。
http://signifiant-lab.com/
オールOK子育て法はhttp://signifiant-lab.com/raise/
思春期の悩みはhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/ 

【2012/07/30 11:49 】 | 宛名のない手紙 | 有り難いご意見(0)
251)ロンドンオリンピック開幕

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「水泳200mバタフライ代表 松田丈志」について書きたいと思います

いよいよスポーツの祭典、ロンドンオリンピックが開幕しました。
早朝からライブでご覧になった方も多かったことでしょう。
なでしこジャパンはじめ、多くの期待を寄せる競技、選手がある中
水泳200mバタフライ代表選手 松田丈志選手について書きたいと思います。

彼は「金メダル」を獲得するでしょう。
なぜなら、
「金メダルを取る」という言語が、彼の脳裏(辞書)に登録されているからです。

先日、図書館の新刊書の棚で、たまたま
「『自分超え 弱さを強さに変える』 松田丈志、久世由美子共著 新潮社」を見つけ、
読んで、そのように確信しました。

少し、この本の紹介をしたいと思います。
松田選手が久世コーチと共に歩んだ20年以上の歴史とハードワークの結晶が、
それぞれの視点から書かれています。
単なる歴史の羅列ではなく、
選手とコーチがひとつの目標に向かって互いに創りあげてゆく、心の軌跡が読み取れます。
それはまったく、子育てと同じです。
最初は、常に側に居て、片時も離れることなく「オールOK」する。
この段階で創り上げるもの=信頼関係

そして、成長に従って、親も子どを認め、親も変化し続ける努力が必要です。

以下、著書から引用します。

松田選手が、
僕は、コーチを変えるという変化が必要だと思ったことがありません。それは久世コーチが、ずっと同じやり方で指導してきていないからだと思います。僕の年齢が上がっていくに従って、教え方やトレーニングを変えていける柔軟性が久世コーチにはありました。(p72)
と書けば、久世コーチは
初めはコーチが上で、選手が教えてもらうという関係から始まります。しかし年齢に応じてだんだん選手の人格ができあがってきたときには、選手の考えをコーチが認めなければいけません。これは子育てと同じです。(p87)
と書いています。

取れたらいい、ではメダルはとれない
なんのために泳ぐのか
この問いかけに、松田選手は選手生活断念の危機を乗り越え
ついに、
「オリンピックに出て金メダルを取ることがボクの仕事です」
と言い切れるに至ったと書いています。(p178)
そして、最後に久世コーチは
私の資本は気持ちです。人の気持ちに背かない気持ちです。いつでも一生懸命やります。だからこそ、自分の力の及ばないところもわきまえています。できないことは人に頼むしかありません。正直にお願いすることで道が開けたという経験を何度もしています。(中略)みんなを巻き込むと不思議なことに、できないことが、できることに変わっていくのです。(p187)
と結んでいます。
松田選手と久世コーチはまさしく母子関係だとも言えるでしょう。
ただ二人の世界に閉じこもっているのではなく、

「金メダルを取る」との一つの目標(言語)に向かって
それぞれの役目をしっかり弁え、周りを巻き込んで不可能を可能に書き換えていく。
それは、久世コーチの始まりの言葉に表現されています。
私の頭の中には金メダルを取ることしかありません。
ロンドンオリンピックの表彰台で君が代を聴きたいと思います。(p23)


「世界を驚かす泳ぎをしたい」
この言葉が、松田選手のオフィシャルサイトに書かれています。
http://takeshi-matuda.com/category/message/

さあ、松田選手と久世コーチの20年以上にわたる集大成がまもなくみられます。
日本選手の活躍と応援はもちろん、ロンドンオリンピックをお互い楽しみましょう。

シニフィアン研究所では
オールOK子育て法を中心に、人の心を育てる教室を開いています。
こちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/#10
オールOK子育て法はこちらです。http://signifiant-lab.com/raise/

【2012/07/28 12:05 】 | 事件・事故・ニュース | 有り難いご意見(0)
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