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【2024/05/20 16:54 】 |
強迫性格-ねばならない・すべきからの開放

社会の中で適応して生きてゆくためには、法やルールを守ることは必須
それが適応することだし、対人関係もスムーズにゆくことだと教えられてきた
「相手の気持ちを考えなさい」
「相手が何を求めているかを思いやりなさい」
「それが素晴らしい人間である」
そのために、大人から
「~ねばならない」
「~すべきだ」
と、幼少期からしつけられる
確かに
「良い子だね」と褒められる
周りからの承認と賞賛を得ることで、ますます良い子になってゆく
 
気がついたときには
相手のことを一番に考え、決して決められた枠を壊さないない
適応した真面目で几帳面なルールを守る良い子となっている
主体性を奪われ、自己主張せず、相手の都合に合わせるロボットとなる
ここまでくれば、命令指示をしなくとも自らが自らを厳しく管理する
なぜなら、強固なプログラムが出来上がっているからだ
 
誰よりもいち早く状況をリサーチし、
どうすべきか、何をしなければならないかを瞬時に判断し
相手が言う前に動く
常にコンピューターが動き続けているのだ
シャットダウンする暇はない
少しでもミスすると、とたんに不安が突き上げてくる
必至になって修正しようとやっきなる
 
このようにして強迫性格ができあがってゆくのだ
時には過剰適応となり、心身ともに疲弊してしまう
それでも止められない
法やルールを守り、固定化されたレールの上をひた走る
決して脱線しない、ましてやレールから降りることなど考えられない
それしか知らない、それしかできない強迫性格
非常に貧しい空洞化の生き方だとも言える
命令や指示がないと動けず、
それをしてくれる場所や人を求め続ける
もう嫌だと思いつつも、それを壊すことはそれ以上に怖い
 
溜まったストレスが閾値を越えても、必至にこらえる
それらの一部が漏れ出たのが
「きれい、汚い」に代表される強迫行為や強迫観念などの症状
 
そこからどれだけ自由になるか?
既存のレール自体を破壊するか?
それは
「~ねばならない」「~すべき」からの開放でもある
 
 
シニフィアン研究所のHPはこちら   http://signifiant-lab.com/
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【2011/10/06 12:12 】 | 子育て | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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