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無意識のうちに相手の心を引き裂くような対話をしている場合がある
「好きにしなさい!そのかわりどうなっても知らないからね!」
「どっちにするの!早く決めなさい!」
と怖い顔で言う
言葉は「好きにしなさい」と言ってるけど
顔は明らかに「ダメ、私の言うとおりにしなさい」と言ってる
自分の思う方を選択すれば、「勝手にしなさい」と見捨てられ
相手の言うとおりにすれば自分にとっては嫌な選択肢となる
結局、どちらを選択しても辛いものとなる
このようにして心は引き裂かれてゆく
それだけで終わらない
ちょっとでも不満を言おうものなら
「何言ってるの、あんたが自分でそうすると決めたんだからね!」と念を押される
このように、表面は自分で決めたかのようでありながら
結局相手の言うとおりにさせられてしまう
どちらを選んでも辛い立場に追い込まれることになる
かといってそこから逃げ出すわけにはいかない
こういうことをベイトソンは「ダブルバインド(二重拘束)」と言った
言っている本人はそのことに気付いていない事が多い
決して悪気があるわけじゃない
「相手のためを思って言ってるんだ」
「ちゃんと相手に聞いている、自分の意見を押し付けたわけじゃない」
言われる方も
「自分のことを思って言ってくれてるんだ」
「そんな相手に嫌な気持ちにさせてはいけない」
と、ますますその渦の中から抜け出せなくなる
なぜそのようなことが起きるのか?
言う方も同じく引き裂かれてきた可能性が高い
≪自分の狂気を早く他の誰かに譲り渡さなければ発狂してしまう≫
このような恐れを無意識に抱いていると言えるのではないか?
まるで
【狂気のババ抜き】をしているかのように思える
シニフィアン研究所はこちら http://signifiant-lab.com/
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