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【2024/03/28 23:57 】 |
236)子どもの欲望
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
 
今日は「子どもの欲望 その2」について考えてみたいと思います。
 
オールOKすると、際限なく子どもは要求をしてきます。
これは、最初、どの子も同じです。
今まで「一つだけね」という風に、制限されていたからです。
次から次へと訳もなく、ただひたすら要求してくるでしょう。
要求を出している間は、
止まることなど考えられないと思うことでしょう。
 
ところが、あるところまで行くと、止まります。
そして、本当に必要で、欲しいと思っているものだけを要求するようになるのです。
ということは、
最初、立て続けに要求しているのは
本当に欲しいものではない、と考えられますよね。
その通りのようです。
それが欲しいのではなく、
何でもいいから欲しいのではないでしょうか。
 
一人のお母さんが教えてくれました。
ある日、相当の覚悟をして、「欲しいもの買ってあげるよ」と言ったそうです。
心の中では、
もし、売り場全部のものが欲しいと言ったらどうしよう?
もし、買えないようなものを要求されたらどうしよう?と不安でいっぱいだったそうです。
でも、実際は
全く心配は要らなかったそうです。
逆に子どもさんが、「これとこれだけでいい」
と答えて、それだけを買ってもらい、
とっても嬉しそうにして、その後も長く大事にしたそうです。
 
これはどういうことでしょう?
親が本気で、子どもの要求を受け容れよう覚悟を決めたから、
本当にお母さんは買ってくれるだろうか?
本心だろうか?
と、親を試す必要がないと感じたからではないでしょうか。
 
人は、限定されると欲望を掻き立てられるようです。
例えば
「期間限定」とか「先着〇〇様」とか書いてあったらどうでしょうか?
今必要でなくても、欲しくなってきませんか?
いつでも手に入れられるものなら
「必要なときに買えばいいや」
と大半の人は思うのではないでしょうか。
 
これと同じことが、子どもにも当てはまると思うのです。
ここから、子どもの欲望には限りがないかもしれませんが
子どもが欲しがるものには限界を設けることができる
と考えられるのです。
 
子どもに関する問題や悩みは尽きないかもしれません。
それでも、子どもはお母さんが一番好きなのです。
誰よりも、お母さんに受け容れてもらいたいと思っているのではないでしょうか?
 
子どもさんに関する質問、ご意見などは
シニフィアン研究所の迎意 愛までどうぞhttp://signifiant-lab.com/
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【2012/07/04 16:27 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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