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【2024/04/29 08:10 】 |
406)集中力の基は「まなざしと声」

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

今日は、「集中力の基はまなざしと声」 について書きます。

集中力をもつことが大事だといわれています。
集中力を持つ、あるいは高めるにはどうしたらよいかについてもノウハウ本は多々あります。
ここでは、その集中力の基は「まなざしと声」にあるとの仮説をたて考えてみます。

まず、集中力を持つとはどういうことか。
一つのこと(もの)に焦点を合わせることです。
いわゆる一点に焦点を絞ること
焦点を絞るには二つの方法があります。
・自ら焦点を絞る何かを持っている場合
例えば目的や目標のものを持って探している場合です。
これは集中しようと意図している(集中する一点を持っている)ので、今は置いておきます。
・自ら意図したものを持っていないのに焦点を絞ってしまう場合 
例えば、急に物音()がした時、大抵は反射的に音()がした方に顔(意識)を向けます。
つまり、音(声)が振り向かせた=音(声)に集中した、音(声)を出した一点からこちらに音(声)が向かってきたといえます。

これをまなざしに置き換えてみます。
誰かのまなざしが自分の方にやってくる。だからそのまなざしに顔(意識)を向ける。
この誰かからまなざしを向けられる体験が意識を向け、それに注意し集中する基ではないかと考えます。
その最初は、やはり自らを世話してくれた対象(養育者=母)からではないでしょうか。
自らが意識しない時から、ただ一人の人から継続的にまなざし(優しく暖かいまなざし)を与え続けられたなら、それと同時に優しい声で語りかけられたなら、自ずとその声とまなざしの方へと顔を向け、意識を向けることでしょう。
つまり眼差しと声に導かれてその方へと意識を向けるといえます。 

ここで特に重視したいのは、「ただ一人の人から」と「継続的に」です。
特に「ただ一人の人から」というのはそのまま一点(光源)に通じると考えるからです。
また多数いると、目移りしてしまって一点に絞れないでしょう。
集中する=一点に焦点を絞ることですから。

この繰り返しが身体に刻印され、やがて集中力へと繋がってゆくのではないか。
つまり、ただ一人の人から継続的に眼差しと声を向けられ続ける体験が後の集中力の基となると考えるのです。 

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【2015/02/19 13:09 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
405)社会で生きやすいためには母が必要

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

今日は、「社会で生きやすいためには母が必要」 について書きます。

社会は言語が基本となって形成、運営されています。
私たちは共通言語を基盤として、互いの意志疎通を図り日々生活しています。
ですから社会の中で生きていく上で、言語は必須のものとなります。
逆にいうと、言語を使って自らの意志や考えを他者にスムーズに伝えられるなら、より生きやすいと考えられます。
そのためには母の存在が必須であり、重要だということを考えてみます。 

すべての人は母から生まれる。ゆえに母が大好きだし、最初の愛の対象だと仮定します。
そして母が居るからこそ、その母を求めて声を発する。
たいていは「ママ」、自分の世話をしてくれている対象=母を呼ぶ声ではないでしょうか。
そしてその母は、それまでずーっと自分に語りかけてくれていた人です。
言葉を発する最初は、愛の対象であるわが母に対してだと考えられます。
このようにして、自分に向かって語りかけてくれている人の言葉を徐々に自分のものとしていくようです。

ここで、疑問が湧いてきます。
言葉を覚えるためには、母が居なくても言葉を語りかけてくれる環境があればいいのでは?
そうかもしれません。
環境があれば必要に迫られて覚えるものだということも事実でしょう。
ただ、複数の人から話しかけられるより、ただ一人の人との環境の方がよりその効果は大きいのではないでしょうか。
特に初めて言葉を覚える子どもにとっては。
例えば、大人が違う言語を習得する場合を考えてみてください。
多数よりもマンツーマンの方が、そして何よりもその人に対して信頼や好意をもてるなら、より効果が期待できると思うのです。

この観点から、言葉を自分のものとして自在に使えるためには、ただ一人の人が常にそばにいて世話をしてくれる環境の中で、そのただ一人の人から語りかけられること。そしてその人に対して信頼や好意をもてること。
ここでは、母から世話を通して語りかけられる環境がより好ましいと考えます。

自らの意志を他者に伝えるための言語を自在に使えることは、社会での生きやすさに繋がる重要な要因だと考えます。 
この意味において、その原初において、ただ一人の人から世話をされ、語りかけられる環境がより望ましいと考えるのです。
そしてそのためには母が最適な人だといいたいのです。 

【2015/02/18 16:11 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
404)母の場所に愛がある

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

今日は、「母の場所に愛がある」 について書きます。

すべての人は母という女性から産まれる。
当たり前のこと。だから母が大好き、母が一番大事。
これは男女の性別に関係なくいえる。
でもいつかその大好きな母から心身ともに離れていかなくてはならない時が来る。
これを「母子分離」とよぶ。

特に男の子はその禁止が強い。
いわゆる「近親相姦の禁止」という掟によって母以外に目を向けるように強く求められるから。
いずれにしても、男女ともに母からの旅立ちをしなければならない。
それが社会の中で生きていくために必須なことだと教えられる。
その時期についてはさまざまあるとはいえ、少なくとも小学校に上がる7~8歳くらい。
母が片時も離れず子どものそばにいる必要がある時期は4歳までとされる。

それまでの間、子どもはたっぷり母に甘え、わがままを許容してもらえる体験が必要。
その仕合わせな時期の体験が後の人生の礎を創るといわれている。
もっというと、母との時間が人生最初の愛の体験であり、母の場所に愛の起源がある。
しかし、その愛は成就することはなく必ず破れる。
だからこそ、母以外の場所での愛の近似値を探求し続けることになる。
それが社会を形成してきた歴史であり、文化だと言っても過言ではない。

愛は自らを孕み、産み、やさしく抱き止め乳を与えてくれた母の場所に起因する。
ゆえに、母の場所に愛があるといいたい。

 

【2015/02/16 15:37 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
399)受容体験は生きるエネルギー

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

今日は、「受容体験は生きるエネルギー」について書きます。

受容するとは文字通り「受けて容れる(取り込む)こと」。
今の自分のありのままを判定されることなく、改変されることなく相手の中に取り入れられることを意味します。
前回のブログ「ありのままの子どもを認める」でも書きました。
この受容体験をすることが、生きるエネルギーとなることをクライアントから教えられました。
受容されて初めて生命を与えられる。
受容されなかったならば、その先にあるのは「死」だとも教えてくれました。

一方、この受容体験は自発性や自主性を育て、主体性を持つことにも繋がります。
人は幼少期から自発性を持ちます。
例えば、乳児が母の持つスプーンに手を伸ばします。
それを自分で掴もうとする自発性だといいます。
そしてその自発性を受け容れられたら、次第に自ら意図して掴もうとする自主性が出て、その繰り返しが主体性を持つことに繋がるとされます。
失敗することも許容し、受け容れられる体験が成長を促すともいわれます。

失敗するとそれを許容されず、すぐさま修正され、改変されてしまうと 自発性を潰し、自主性も主体性も学ぶ機会を奪われることになります。
これが続くと、やがて主体性を根こそぎ奪われてしまうことになります。
その結果、何もやる気も湧かなくなることでしょう。
それを、あるクライアントは「その先には死しかない」と表現しました。 
このように受容体験がないと「生きる意味がない」「死んでしまいたい」「消えてしまいたい」と考えるようになると教えてくれました。

逆に、受容体験は人に生きるエネルギーと生きる意味を生み出すエネルゲンだと教わりました。

ただあるがままを受け容れられる体験、これが人を活かし、生きるエネルギーへと導く。もし、違っていたり、不都合なことがあるとしたら、気づいた時点で自ら修正、改変していくことでしょう。その知を誰もが持っている。その知が動き出すのを見守り続けることが、人を育てる方法でもあると 考えています。

地球におけるマグマのように、人の精神の内奥にもマグマに相当するエネルギーがあると考えたのがフロイトです。
そのエネルギーを「リビドー」、その貯蔵庫を「エス」と名付けました。
全ての人の精神の内奥にあるエネルギーを存分に活かす体験、それが受容体験だと考えます。

対人関係をスムーズするために、このエスからのリビドーを過剰に抑え込んでいませんか?
誰よりも自分が悪いものであると決めてしまっていませんか?
大切なことは抑え込むことより、うまくコントロールして活用することだと言いたいのです。
その一つの方法がここでいう「受容体験は生きるエネルギー」です。

シニフィアン研究所のHP http://signifiant-lab.com/
Twitter https://twitter.com/rakuhomanamiも参照ください。  

【2014/11/25 15:34 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
398)ありのままの子どもを認める

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の楽歩愛真です。
なぜ、どうしてとの疑問を持ち、納得のできる答えを知りたいと考えている人にとって、精神分析という対話療法は有効な方法です。

今日は、「ありのままの子どもを認める」について書きます。

子どもの言動を認め、受け入れる(肯定する)ためには親の心の中にある理想像を捨てることです。
そうすれば、子どもは今の未熟な自分を認め、もっと成長したいと願い、努力することを学ぶことでしょう。

親は自らの経験を基にして、子どものために良かれと思って様々なことを教えようとします。
そして、子どもは親のその期待に応えようと思っています。
それは親が喜ぶことであり、自分の存在が肯定されることにも繋がるからです。
一方、子どもも未熟ではあるものの、成長と共に自分の意志と欲望を持ち、主張するようになります。
それが、親子間に葛藤をもたらし、軋轢やバトルを生じさせます。

親は子どものためを思ってと言い、子どもは親は解ってないと言います。
兄弟姉妹や同級生、近所や親戚縁者の子どもと比較して言うかもしれません。

では、なぜ親はあるがままの今の子どもを認めようとしないのでしょうか。

一番大きな要因は、何よりも親の中にある理想の子ども像との比較ではないでしょうか。
我が子はこうあって欲しいと思い描く理想の子ども像と、今の現実の子どもとを比べている。
だから親は決して現実の子どもに満足することができない。
理想はあくまでも想像、空想のイメージですから、現実とはかけ離れているのが通常です。
ですから、現実の子どもはどんなに努力しても届くことは不可能に近いでしょう。
このような理想のイメージと子どもは日々闘っていることになります。

このような状況では、子どもはいつか疲れ切ってしまいます。
子どもだけではありません。
理想を追い続ける親の方も疲弊してしまうでしょう。
親子は理想のイメージに翻弄され、やがて本来の目標(例えば子どもの仕合わせ)さえも解らなくなってしまう危険性があります。
これでは悲劇です。

ここから逃れる方法は簡単、まず親が理想を捨てることです。
ここでいう理想を捨てるとは、理想を持ちつつもそれを子どもに押しつけることを止めることを意味します。
親が抱いている理想の子ども像を捨てると、きっと今ある生の子どもの姿がみえてくる。
子どもの長所も短所もみえ、短所を換えることよりも長所を活かす方を選択する希望が湧いてくる。
ここまでくれば、子どももありのままの自分を受け入れられたと実感することでしょう。

「ありのままの自分でいいのだ」
「自分は何をしたいのか、何ができるかを考えよう」

このように子ども自ら考えるようになるでしょう。
これを自発性といいます。
自発性は自主性を育て、主体性を持つ基盤ともいわれています。
『アナと雪の女王』が大ヒットしたのもうなずける気がします。
未熟で欠点だらけでもいい、ありのままの自分で生きていていいんだと思える。
それが子どもを認める、受容することだと考えています。

理想の子ども像を押し付けるのをストップしませんか。
そうすれば親子が共にあるがままを受け入れ、笑顔になることでしょう。

Twitterで日々つぶやいています。
アカウントはシニフィアン研究所楽歩愛真 https://twitter.com/rakuhomanami
 

【2014/11/17 11:19 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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