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【2025/07/02 01:14 】 |
384)万能感からの脱却

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「万能感からの脱却 」について書きます。
万能感からの脱却をすることは、成長の階段を歩む一歩でもあるといいたいと思います。

幼少期の子どもは、「大人は何でもできる」と感じているといわれます。 
だから、「早く自分も大きくなりたい。」
「大人になって好きなことをしたい。」
この時、子どもは万能感を持ち、大人に同一化しているといいます。
それと同時に、同一化した自分も同じように万能感を持っています。
つまり、≪大人になったら自分は何でもできる≫と思っているのです。
だから子どもは、あれもしたい、これもしたいとの夢を抱くのでしょう。

このような「何でもできる」=万能感を抱くことは心の発達の観点からも大切なことです。
ところが、万能感はやがて打ち砕かれる時がやってきます。
親も決して万能ではないことを知るのです。
やがて、万能である大人に同一化していた自分も万能でないことに気づき始めます。
つまり、万能感からの脱却への一歩です。
それがやがて、万能でない自分=欠点のある自分を知ることにもつながっている 。

この観点からいうと、万能感を持ち続けているということは、自分の欠点を認めない。
自分に厳しい、欠点のある自分を許せない傾向にある。
それを他者に投影すると、相手の欠点を許せない、間違いを許せない、理想通りでない部分を認めようとしない、などなど。

ここから、自分も万能ではないと知り、受け入れることは、他者も万能でないことを認め許せることにつながる
成長する過程の中で、万能感からの脱却は必要であると共に、多大なエネルギーを消費することでもあるでしょう。それは、一つの危機の時でもあるかもしれません。
が、それを受け容れた時、また一つ成長したといえるのではないでしょうか。
そしてそのようなことは、幾度となく直面することかもしれません。
ですが、成長という観点からみたとき、その都度向き合うことの大切さと成長の喜びもあると考えます。
精神分析はその一助を担っています。

シニフィアン研究所のHP http://signifiant-lab.com/ 

 

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【2014/06/17 13:41 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
383)オールOKの実践に必要なこと=「一貫性

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「オールOKの実践に必要なこと=「一貫性」 」について書きます。

オールOKの対応を実践する側に必要なことの一つ「一貫性」について考えたいと思います。
ここでいう「一貫性」とは、対応する側の一貫性を指します。
具体的にいうと、オールOKの態度で子どもに接する時の親の側の対応の一貫性です。
例えば、「ゲームしていい?」との子どもの問いかけに対して「いいよ」と対応すると決めた時、
今も、明日も明後日も「いいよ」と対応する一貫性のことです。
つまり、宿題よりも、食事よりも、睡眠よりもゲームを優先したとしても「いいよ」と対応し続けられる覚悟をもつことの「一貫性」です。

このように言うと、様々な疑問や反論が湧き上がってくることでしょう。
当然のことだと思います。
そして、オールOKの対応をすることの、親の側の膨大なエネルギー消費に圧倒されるかもしれません。確かにオールOKの対応をすることはエネルギーが必要だと感じるかもしれません。
ところが、実は反対なのです。

親も子も互いに省エネで、かつ満足できる方法なのです。

つまり「一貫性」を持つことは、至極省エネなことなのです。
なぜなら、子どもから要求が出たら何も頭を使わず、ただ「いいよ」と対応するだけでいいのですから。

もし「一貫性」を持って対応することが非常にエネルギーがいると感じるなら、それは頭を使って色々考えているからではないでしょうか。普段どれだけ頭を使って考えているか見えてくる気がします。
オールOKの対応は、頭を使って考えることではなく実践することです。
子どもから要求が出たら、敏速に的確に行動で応えること=実践です。
このように、一貫性を持ってオールOKの対応をすることは、親も子も共に疲れにくく、喜べる方法だと思うのです。

さあ、一度頭を空っぽにして、子どもの要求のままに実践してみてはいかがでしょう?
そして、味わってみてください。
ちなみに、味わうことも頭を使うことではないことはご存じだと思います。

実践に疑問がある方、質問のある方、共に学ぶ場も用意しています。
シニフィアン研究所のHP、講座を参照ください。
Twitterもどうぞ https://twitter.com/sindoumaki
 http://signifiant-lab.com/ 

【2014/06/11 14:17 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
380)基本的信頼感と愛着

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「基本的信頼感と愛着」 について考えてみます。

辞書によると以下のように書かれています。
「信頼」とは信じて頼ること。
「頼る」とは1.縁をもとめる。2.よりすがる。たのみとする。3.てづるとする4.心がひかれる。つられる。5.言い寄る。
精神発達論の観点からは、「基本的信頼感」が思い浮かびます。
基本的信頼感の形成には、オールOKで育てられる体験(環境)が基本であり必須です。
「愛着」とは、乳幼児期に長期にわたって適切な世話を受けることにより形成される母子関係を中心とした情緒的な結びつきを指します。

ここから、「愛着」と「基本的信頼感」の形成にはどちらもオールOKの環境が必須であることが分かります。
つまり、「愛着」がなければ「基本的信頼感」も育たないし、「基本的信頼感」がなければ「愛着」もないといえるでしょう。
ここで、ある人のエピソードを例に紹介します(本人の了承済)。

分析の場で、ある女性が語った言葉です。(要約)
・「人にできて自分にできないことはない」と、つい頑張ってしまいます。
・人に負けるのが大嫌いです。
・なんでも自分で解決しようとします。
・器用貧乏なんです。
・思い切りがいいと言われます。
・思ったらすぐに実行しないと気が済みません。 
・整理整頓が好きです。

これらの語らいから、彼女自身が「基本的信頼感」や「愛着」を学習できていない可能性に気づきました。
何でも自分でやろうとするのは、意欲があるからではなく人に依頼できないから。
人に依頼できないのは、人を信頼していないからだし、その結果負けず嫌いで器用貧乏となった。
思い切りがよく、整理整頓が好きなのは、その対象に対して愛着がないから、平気で捨てられる。
つまり、自分は「基本的信頼感」や「愛着」を学習していない、体験していない可能性が高い。
このことに気づきました。

彼女の語らいが事実かどうかは分かりませんが、今の彼女には大した問題ではありません。
彼女にとって大切なことは、事実かどうかではなく、これらの気付きが彼女にある納得をもたらしたことです。
ある納得とは、彼女の言葉を借りると、「それまでの自分がストンと腑に落ちた」です。
つまり、過去の自分の言動に彼女なりの意味づけができたことが彼女を納得へと導いたいうのです。
彼女はそれまでの自分を知ったことで納得し、これからどうしていくかを自ら決定していくことでしょう。

「基本的信頼感」や「愛着」が学べる環境だったかどうかの是非よりも、今の自分の言動に自分自身の納得と理解(自分なりの意味づけ)を持つことが、これからの自分の人生を自分の意志で決定してゆくことへとつながることを彼女は教えてくれました。

そして、何よりもこれから子育てをする、あるいは現在している養育者の人たちに、「基本的信頼感」と「愛着」を育てることの大切さをより理解し、実践してもらいたいと願っています。

質問ご意見はシニフィアン研究所HPまでhttp://signifiant-lab.com/
Twitterもしています。https://twitter.com/sindoumaki 

【2014/05/26 13:31 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
379)オールOKは社会参入への第一歩

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「オールOKは社会参入への第一歩」 について考えてみます。

前回、「母が子どもを欲望することが後に他者、社会へとその関心を向けていく基礎となる。」書きました。今回は、このことをもう少し考えたいと思います。
≪母が子どもを欲望する=子供も母を欲望する≫ 
これは母が自分に対して関心を持ってくれるから、自分も母に関心を向けるということです。
この逆は、ほぼ成立しないと考えてよいと思います。
つまり、子どもがどんなに母に関心を向けていても、母が子どもに関心を持たなければ、子どもはやがて母に関心を持たなくなるということです。 

では、母が子どもに関心をもつのはなぜでしょう。
それは個人的な理由はさておき、その根底には子どもを通して自分の果たせなかった欲望(夢)を実現しようとしているからではないでしょうか。
例えば、「自分と同じ苦労を子どもにはさせたくない」
「自分がしたくてもできなかったから、子どもにはさせてやりたい」
などの表現がそのことを物語っていると思います。

この母の欲望が子どもに「何とか母の期待に応えたい。母の喜ぶ顔が見たい。」との欲望をもたらします。つまり、子どもは母の欲望に導かれ、母の欲望をわが欲望とし、社会で実現しようとする。
こう言ってよければ、≪子どもは愛着の対象である母の向こう側に社会をみているのです。

なぜなら母は、社会の中であらゆる希望や時には不満を持って生きていまるからです。
母は社会の中での果たせない夢を持っているからこそ、子どもを欲望する。
そしてその母の欲望が子どもを社会へと導く基礎となる。

以上から、母が子どもを欲望し(=関心を持つ)ことは、子どもが社会へと参入するための第一歩となると言いたいのです。
そして、子どもの関心を母に向けさせる基本がオールOKの姿勢なのです。

オールOKは子育てだけでなく、すべての年齢の人の心を成長させる基本です。
私たちは皆、子ども時代を経て大人になります。
その途上でオールOKの体験をどれだけしているでしょうか。
何かをきっかけとして、再度その体験をしたいと切望する時があるようです。
その時は、体は大人でも心は子ども時代に戻りたいと叫んでいるのです。
ですから、その人の年齢に応じたオールOKをすれば必ずまた社会の中へと出ていくことでしょう。

質問、疑問、関心を持たれた方はシニフィアン研究所までご連絡ください。
http://signifiant-lab.com/ です。
スマートフォンにも対応しています。「シニフィアン研究所」で検索してください。
Twitterでもつぶやいています。https://twitter.com/sindoumaki 

【2014/05/15 11:59 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
378)オールOK―母の欲望で子は育つ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の真道満喜(しんどうまき)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えませんか。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧き、しあわせ入れ放題・つかみ放題だと実感することでしょう。

今日は、「オールOK-母の欲望で子は育つ」 について考えてみます。

ここでは、≪母が子を欲望してこそ子どもの精神は成長する言いたいと思います。

ここでいう「母が子どもを欲望する」とは、子どもに期待するという意味です。
胎教を含め、子どもに語りかけることです。
「〇〇ちゃん、将来このような子どもになってね」と言葉で伝えることです。
そうすれば、子どもは母の期待する子ども像になろうとするでしょう。
このことが大切なのです。
もちろん、ここには過剰な期待や過干渉、強制は含みません。

いつも書いているように、子どもにとって母は世界で一番の最初の愛着の対象です。
ですから、母の望み通りの子どもになろうと子どもなりに一所懸命なのです。
母の笑顔が見たいのです。
母の期待に応えようとする意志が、子どもを成長に導きます。
この母の思いに導かれ、後押しされて母へと関心を向けます
そして、母のまなざしの中に自分への愛を見い出そうとするのです。
それが自分以外の対象へと関心を向ける基礎となります。

後に母へのその一途な思いは禁止され、その禁止によって母以外の他者へと関心を向け換えることになるといわれます。
このことが、ナルシシズムを乗り越えてゆくエネルゲンとなり、また母との間で結んだ絆を結べる他者を模索するエネルゲンともなると考えられます。 

このような観点から、母が子どもを欲望することが後に他者、社会へとその関心を向けていく基礎となる。逆に言うと、社会への関心の度合いは、幼少期の子どもから母への関心と、母からの子どもへの関心の度合いを示唆するのではないでしょうか。 

オールOKは、母が子どもを愛し、子どもが母に愛されていることの相互確認作業といえるでしょう。これなくして、子どもの心の成長はないと言いたいのです。

これから結婚し、子どもを持ちたいと考えている方、あるいはオールOK子育て、オールOK心育てについて関心を持たれている方は共に学びませんか。

詳しくは下記までお問い合わせください。
HPはhttp://signifiant-lab.com/ 
勉強会はhttp://signifiant-lab.com/#10 
講座は
http://signifiant-lab.com/#11  

【2014/05/11 14:57 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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