忍者ブログ
  • 2024.03
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 2024.05
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/04/20 17:03 】 |
265)聞く=相手の言葉を受け入れる

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「聞く=相手の言葉を受け入れる」 について書きたいと思います。

『私の話をちっとも聞いてくれない』
かつて、母に対してこのように思ってました。
当時を、振り返ってみました。

いつも、母は、
母が思い描く「理想の子ども」になることを私に求めていました。
「お前のためを思って言ってるんだ」
「こんなに時間も、エネルギーもお金も注いでいるんだ」
「お前のために、どんなに自分の人生を犠牲にしてきたことか」
と、常に語っていました。
その結果
「田舎の優等生」ができあがりました。
自慢の娘の完成です。

この世界には『聞く(聴く)』は皆無でした。
会話はなく、一方的な押しつけと伝達しかありません。
話し始めると口をはさむことなど不可能。
黙って、終わるのを待つのみ。
最後は
「解った?」-「はい」
これで終了。

これでは、聞くのみで、聞いてもらう(語る)体験はできません。
聞いてもらうこと=語ること=自分を受け入れてもらうことではないでしょうか。

私が学習したことは
「沈黙」と「忍耐」と「はいと答えること」
ですから、素直なフリをすることは得意です。

こんな私が、母親になったのです。
ある時、娘から言われました。
『お母さん、私の話を聞いて!お母さんは、ちっとも私の話を聞いてない。自分のことしか言わない』と。
愕然としました。
私が子ども時代に
母に対して心の中で叫んでいた言葉でした。
それと全く同じ言葉を、娘から言われたのです。

精神分析を受け、先生から、「人は学んだことしかできない」と言われていました。
その時は、
「そりゃそうでしょう。知らないことはできなくて当たり前」と思ってました。

そのことが、このような形で納得することになるとは・・・

自分が母からしてもらっていないと(ここでは、聞いてもらう体験)は、
どんなに自分でしているつもりでも、できていない。
相手(子ども)は「聞いてもらっている」とは思えない聞き方しかできないのだと、痛感しました。

子どもは、様々な言動(=親にとって困った事柄)で、親の気づいていない部分を教えてくれます。
子どもは何を訴えているのか?
何を教えてくれているのか?
これらを
精神分析では、対話を通してひも解いていきます。


シニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
不登校の子供の母よりhttp://signifiant-lab.com/escape/

PR
【2012/08/26 11:32 】 | 宛名のない手紙 | 有り難いご意見(0)
<<266)作家・浅田次郎に聞く“原発と日本人”ー古舘伊知郎との対談(報道ステーション) | ホーム | 264)子どもに納得できる選択を与えよう>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














<<前ページ | ホーム | 次ページ>>