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【2024/05/04 20:58 】 |
324)すべてを壊して一からやり直したい

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「すべてを壊して一からやり直したい」について書きたいと思います

「一からやり直したい」
このように思う時はどのような時でしょうか。
うまくいかない時、思い通りにならない時、
また、期待をかけられ、その重圧に押しつぶされそうに感じた時、
枠が厳しくて窮屈だと感じた時、
そんな時に、一度すべてを壊してしまいたいとの衝動に駆られる。

肩にかかった重荷を下ろしたい、
背中に背負ったものを投げ出したい、
そのように感じた時、
すべてをリセットして、最初から自分の人生をやり直したいと思う。

親や周りからの期待、伝統を受け継いでゆく立場にある時など、
自分一人の問題ではないと感じる環境の中に居る場合、
それらすべて投げ捨てられたなら、どんなに楽なことだろうと考える。
情に絡まれ、情に翻弄され、情に纏わりつかれて断ち切れない。
そんな苦しみと葛藤から抜け出したいと思うとき、
すべてを壊して一からやり直したいと切望するのでしょう。

そのように思った時、
ある人は離婚することで、
ある人は、倒産や失業などの失敗ですべてを失うことで、、
またある人は、問題や事件を起こすことで壊すかもしれません。
もちろん、意識的にはだれも好んではしないでしょう。
無意識的にそのように自らを導いてしまうとの観点から考えた時、
時として、なるほどと思えることもあるのではないでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある人が言いました。
「どうすれば親が自分のことを諦めるかばかり考えていました」
「親の期待をすべて裏切れば、親から自由になれると思ったんです」
「でもダメでした」
「だから消えたくなったんです」
その人は、自分を知る人が誰もいない世界へと飛び出し、
そこからスタートしたのです。

またある人は
事件を起こし、すべてをなくしました。
その人は復讐をしたと言いました。
その時の気持ちは≪ざまあみろ≫だった。
これでやっと自分の人生が始まると語りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

極端な例かもしれません。
ですが、人は自分の想いを遂げるためならどんなことでもするのだと痛感しました。
このような極端な方法を使わず実現する方法はないのでしょうか。
それは、自分の欲望(無意識)に気づくことだと思うのです。
無意識的だからこそ、翻弄されてしまう。
意識化できれば他の方法で実現することができるのではないでしょうか。

すべてを壊して一からやり直したいと思う時、
ひょっとしたら、無意識に翻弄されているのかもしれません。
その自分の無意識を知りたいと思いませんか。
その時、精神分析はお役にたつと思います。

興味を持たれた方は
シニフィアン研究所HPを参照ください。http://signifiant-lab.com/

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【2013/02/10 23:24 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
315)摂食障害(過食・拒食)

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「摂食障害(過食・拒食)」について書きたいと思います

以前にも、「摂食障害=接触障害」のタイトルで書きましたので参照して頂ければと思います。(http://blog.goo.ne.jp/kuutyann77/e/dd630d880d5c1838b77d311a24fe67a7参照)

≪痩せたい≫≪ダイエット≫
多くの女性にとって、少なくとも一度は覚えのある言葉ではないでしょうか。
最近、過食・拒食・嘔吐などの摂食障害で来談される方が増えてきました。
たいていは、まずご家族が心配し、
早く元通りに食べるようになって欲しいとの必死の思いで、病院や心療内科に連れてゆきます。
ところが、本人は案外ケロリとしている場合が多いようです。
それでも心配な気持ちが収まらないとして、来られる方が多いようです。

ここでは、過食・拒食などの摂食障害を、精神分析的な観点から考えてみたいと思います。
「食」は主に、口を通して取り入れます。
このことを、心の状態と等価なものと考えます。
すると、
過食・拒食は、食に関する過剰な「取り入れ」と「拒否」であり、
過剰に「取り入れる」「拒否する」心の状態ということになります。
つまり、過食・拒食などの摂食障害は、
過剰に何かを取り入れたい欲望と、それを拒否したい欲望の間を揺れ動いている心の状態となります。

では、一体彼女(女性が多いので)は何を欲望しているのでしょうか。
最初の食=母乳(ミルクも含む)の観点から『食=母』との図式が見えてきます。
ここから、彼女の欲望しているのは『母』だと考えます。
次に、どのような母を欲望しているのでしょう。

食べる=一体化(胎内化)とも言えますから
『母との一体化=胎内化を欲望している』とも言えます。

それは不可能なことは解っていますから、
母を食に置き換えて代理満足しようとする心の働きが過食となると考えます。
ところが、どんなに取り入れてもそれは母ではありませんから、
それに気付くやいなや、一気に嘔吐や拒食に転じます。
過食が続いて肥満した妊婦のような姿からは、
彼女を妊娠していた頃の母の姿に同一化しているとも見えなくもありません。

他には、
母と二人っきりになることを求めたり(車で二人だけで出かける、一緒に寝るなど)、
かと思ったら、いきなりあっちへ行けと言ったりもします。
様々な方法で母を振り回し、オロオロさせ、楽しんでいるかのようにも見える場合もあります。

彼女は、母と一体であった時の再現を欲望しているかのようです。
つまり、母との一体化を求めているのですから、
それに近い状況を与えるには≪ギュッと抱きしめること≫ではないでしょうか。
母の肌の温もりと圧力を感じることで、母との一体感を感じ取る。
そこからスタートです。

そのことをお母さんにお話ししますが、実際に娘さんを目の前にすると難しいようです。
なぜなら、そのお母さん自身もそれを求めている場合が多いからです。
ですから、娘さんに具体的に、どのタイミングでどのようにすればよいか解らないと言います。
「難しい」と言います。
そこにお母さん自身の葛藤が見えます。
それを理解するには「精神分析」という対話療法が必要になるでしょう。
娘さんにも、お母さんにも必要な時間をかけ、適切な対応をしていけば、
必ず二人で笑いあえる日がきます。

その実例を紹介していますので参照ください。
「思春期の悩み」http://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
ご質問・ご相談は、シニフィアン研究所へどうぞhttp://signifiant-lab.com/

 

【2012/12/18 18:33 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
312)ネット依存―フリートークに先駆けて

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、6日のフリートークのテーマ「ネット依存」について書きます

詳細については、関西出張から戻ってまとめたいと思います。
ここでは、いくつかの問題提起をするにとどめます。

・「依存」とは?(「耽溺」アディクションとの違い)
・どうして「依存」してしまうのか?
・なぜ「ネット」なのか?他の依存とどう違うのか?
・「依存」は断ち切れるのか?断ち切れないのか?
・断ち切れるとしたなら、どうすればよいのか?

これらを中心にフリートークをしたいと考えています。

興味のある方は、連絡ください。
6日は和歌山出張所でのフリートークで語り合います。
その他、ご希望に応じて埼玉でも開催します。

詳しくはシニフィアン研究所の迎意愛(むかいあい)までどうぞ。
http://signifiant-lab.com/
3日~7日までは携帯へ連絡お願いします。

【2012/12/03 13:49 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
296)バラバラになる不安と恐怖

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「バラバラになる不安と恐怖」 について書きたいと思います。

何かが一つにまとまらない状態を「バラバラ」と言います。
辞書の中にも
『一体であるべきものが離れ離れになったり、統一されていなかったりするさま』
とあります。

この中の『一体であるべきもの』というフレーズに注目したいと思います。
何を言いたいかというと
『一体』の前提として『バラバラ』があるということです。


これを『私』に置き換えて考えてみましょう。
ここで、ラカンの『鏡像段階論』を思い浮かべてください。
私というまとまりを持った存在は、
「他者」という鏡(像&語り)によって構成されることを思い出していただけたでしょうか。

ここから考えると逆に
『私』という存在は『バラバラ』を前提としているという視点です。
つまり
『私』というまとまりは、常に『バラバラ』になるかもしれない不安や恐れを持っている、
そのように考えられるということです。
『私』は間違いなく、一人の存在であることを確認せずにはいられない。
それがなくなると『バラバラ』になるかもしれない。
そんな不安や恐れから
人は鏡に自分の姿を映さずにはいられない。

それが、例えば
常に鏡を携帯し、取り出して眺める
歩きながらショーウィンドーに映った自分の姿をチェックする
誰かに自分のことを注目してもらいたがる
自分のことを聞きたがる
人の目が気になるetc
このような行為へと人を駆り立てるのではないでしょうか。

この観点から、バラバラ殺人なども
自分がバラバラであることの行為化では?
とも考えられると思うのです。

長くなりましたが、
人は自分がバラバラになるかもしれない不安と恐れを抱いている、
だからこそ、自分を確認せずにはいられない、
その不安と恐怖から逃れるために鏡を必要とする、
『バラバラ』は『一体』とまさしく表裏一体であるとの観点から考えてみました。

ご意見、ご質問はシニフィアン研究所までどうぞ
http://signifiant-lab.com/
精神世界を「精神分析理論」で知る講座もあります。
要請があればどこへでも出張しています。

【2012/10/24 10:53 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
276)男性よもっと女を欲望せよ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「男性よもっと女を欲望せよ!」 について書きたいと思います。

女性の立場から、世の男性たちへこのように叫びたいのです。
なぜなら女性は困り果て、今や怒りを露わにしているからです。
『男がしっかりしないから、女の私がやるしかない』
『もう我慢の限界』
『もう男になんか任せておけない、引っ込んでなさい』
このように叫んでいる女性たちの声が聞こえてくる気がします。


本来、女は男性から求められて女性となり、
男性の力強さ、逞しさに敬意を表し、委任するのです。
それが今や、
役立たずだと叫んでいるように感じます。

これはどこからやってくるのでしょう。
女性は内奥に太陽やマグマのように、燃えたぎるものを秘めている。
そして、それは
自らコントロールすることができないくらい激しいものです。
女性のそれに一度でも触れたことがあれば、理解できるでしょう。
女性は女神にも夜叉にもなれるのです。

それらは女性の素晴らしい一面でもあり、
育て、保護し、時には命に代えてでも守るエネルギーともなるものです。
ただ、残念なことに
≪コントロールするためのスイッチ≫が付いていないのです。
ですから、一度何らかのキッカケで暴走すると、
だれにも止められないのです。
まるで電源を失った原子炉のように。

この女性のエネルギーを活用するためには
制御のためのスイッチが必須です。
そのスイッチが男性なのです。

先人は、この女性のエネルギーを知っていたのではないでしょうか。
ですから、家という中に閉じ込め、掟や慣習で制御していた。
そんな風に考えてみると納得できる気がします。

ところが、今はそれらが解除され、
女性が家の外に自由に解き放たれた。
そのことの是非はともかく
果たして制御スイッチが社会にあるのかどうかが危惧されます。

男性が制御スイッチとなるためには何が必要か?
それは理想の女性像をしっかりと持つこと、
そして、それを女性に求め続けること(言語で語ること)です。
まずは、そこからだと思うのです。
『さわらぬ神にたたりなし』
『うるさいから好きにさせておく』
『妻中心の方が家庭がうまくいく』
ではダメです。

男性よもっと理想の女性像を持ち、それを女性に欲望して欲しい。
女性もそんな男性(白馬の王子様)をずーっと待ち続けているのですから。
そのために
男性も女性も共に学び合いましょう。
男とは、女とは何であるかを。

興味を持たれた方は
シニフィアン研究所HPをご覧ください。http://signifiant-lab.com/

【2012/09/18 10:45 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
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