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【2025/09/17 18:53 】 |
265)聞く=相手の言葉を受け入れる

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「聞く=相手の言葉を受け入れる」 について書きたいと思います。

『私の話をちっとも聞いてくれない』
かつて、母に対してこのように思ってました。
当時を、振り返ってみました。

いつも、母は、
母が思い描く「理想の子ども」になることを私に求めていました。
「お前のためを思って言ってるんだ」
「こんなに時間も、エネルギーもお金も注いでいるんだ」
「お前のために、どんなに自分の人生を犠牲にしてきたことか」
と、常に語っていました。
その結果
「田舎の優等生」ができあがりました。
自慢の娘の完成です。

この世界には『聞く(聴く)』は皆無でした。
会話はなく、一方的な押しつけと伝達しかありません。
話し始めると口をはさむことなど不可能。
黙って、終わるのを待つのみ。
最後は
「解った?」-「はい」
これで終了。

これでは、聞くのみで、聞いてもらう(語る)体験はできません。
聞いてもらうこと=語ること=自分を受け入れてもらうことではないでしょうか。

私が学習したことは
「沈黙」と「忍耐」と「はいと答えること」
ですから、素直なフリをすることは得意です。

こんな私が、母親になったのです。
ある時、娘から言われました。
『お母さん、私の話を聞いて!お母さんは、ちっとも私の話を聞いてない。自分のことしか言わない』と。
愕然としました。
私が子ども時代に
母に対して心の中で叫んでいた言葉でした。
それと全く同じ言葉を、娘から言われたのです。

精神分析を受け、先生から、「人は学んだことしかできない」と言われていました。
その時は、
「そりゃそうでしょう。知らないことはできなくて当たり前」と思ってました。

そのことが、このような形で納得することになるとは・・・

自分が母からしてもらっていないと(ここでは、聞いてもらう体験)は、
どんなに自分でしているつもりでも、できていない。
相手(子ども)は「聞いてもらっている」とは思えない聞き方しかできないのだと、痛感しました。

子どもは、様々な言動(=親にとって困った事柄)で、親の気づいていない部分を教えてくれます。
子どもは何を訴えているのか?
何を教えてくれているのか?
これらを
精神分析では、対話を通してひも解いていきます。


シニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
不登校の子供の母よりhttp://signifiant-lab.com/escape/

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【2012/08/26 11:32 】 | 宛名のない手紙 | 有り難いご意見(0)
264)子どもに納得できる選択を与えよう

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「子どもに納得できる選択を与えよう」 について書きたいと思います。

「選択」という言葉にどのようなイメージを持たれているでしょうか。
辞書には
「選ぶこと。適当なものをえらびだすこと。良いものをとり、悪いものを捨てること。」
とありますが、

納得のできる選択がどれほどできているでしょうか。
そのためには、選択する前提として、
二つ以上の選べるものが、等価なものとしてあることが必要だと思うのです。

何を言いたいかというと
選ぶ人の心のままに(自由に)選べることが大切だということです。
母子関係で考えてみましょう。

以前、こんな光景に出くわしたことがあります。

小学生の子どもがお母さんに言っています。
どうやら子どもは習い事へ行きたくないようです。
そこでの母子のやり取りです。

子ども「今日は行きたくない、休みたい」
母  「じゃあ、この間欲しいと言ってたの買わないよ、それでもいいの?」
子ども「それは嫌だ、買って欲しい」
母  「だったら、ちゃんと言うこと聞かないとだめでしょ」
子ども「そんなの嫌だあ、でも行きたくない」
母  「じゃあ好きにしなさい、自分でよく考えなさい」
     (しばらくの沈黙)
子ども「じゃあ 行く・・・」

どうでしょうか。
「行く」と「行かない」の選択肢の間で、子どもは確かに「行く」を選択しました。
果たして子どもは納得して、行くことを選択したと言えるでしょうか。
「行く」と「行かない」が
子どもにとって、等価なものとして目の前にあったでしょうか。
「行く」=欲しいものを買ってもらえる
「行かない」=欲しいものを買ってもらえない
という、別の選択へと置き換えられ、そこでの選択を迫られている、と言えないでしょうか。
そうすると、
「行く」か「行かないか」の選択をしているようで、
まったく別の選択
「買ってもらえる」か「買ってもらえない」にすり替えられてしまっている。
それも子どもにとって、圧倒的に優劣がついてしまう選択しかありません。
これは果たして(納得できる)「選択」と言えるでしょうか。

このように、私たち親の思いのままに
子どもの選択権を他のものにすり替えてしまっている。
あるいは、
親の思いに沿うように、子どもをコントロールしてしまってる。
このように考えられるのではないでしょうか。

ですから、
子どもは自分の意志で選択したようで、納得できない、
喜んで自分の選択を受け入れられないのではないでしょうか。
その上に、まだオマケがつく場合があります。
「自分で決めたことでしょう、お母さんは行けとは言ってないよ」と。

これはたぶん、特別な親子ではないと思います。
意識する、しないに関わらず、大半の親がしていることでは?
このような環境の中で、子どもは育っていくのです。
そんな子どもに納得のできる、自由な選択は無い、といえるでしょう。
それを、もう一度リセットし、納得のできる選択ができる体験が必要です。
なぜなら、だれれかにコントロールされた「選択」は
必ず、後にストレスとなり、あるキッカケによって噴出する可能性が高いからです。

それが、たとえば青少年の非行や問題行動だと思います。
不登校や引きこもり、暴力、いじめ、虐待、殺人などではないでしょうか。

リセットする方法が「オールOK」子育て法(心育て直し法)です。

詳しくは精神分析的子育て法「オールOK」を参照ください。http://signifiant-lab.com/raise/
お問い合わせはこちら(シニフィアン研究所)です。http://signifiant-lab.com/

【2012/08/23 10:03 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0)
263)吉田沙保里・伊調千春の言葉

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「吉田沙保里・伊調千春の言葉」 について書きたいと思います。

レスリング女子55キロ級でオリンピック三連覇を果たした吉田沙保里が
テレビで何気なく言った言葉です。
『吉田には勝てないだろうな、と思った瞬間からもう負けている』(TVでの言葉だったことしか覚えていません)
これは、そのまま、すべての人に当てはまることだと思いました。


「気後れ」という言葉があります。
辞書には「相手の勢いやその場の雰囲気などに押されて、心がひるむこと。気おじ。」(大辞泉)と書いてあります。
まさしく、
吉田選手が言った言葉は、このことだと思います。
気後れすると、その時点で相手から後れている。
その気持ちが、もうすでに負ける方向へと向かっている。

相撲の世界でも、「引いたら負け」と言われます。
勝つ力士は、やっぱり前へ前へと攻めてゆくとのことです。

つまり、『勝つ』と決めること=言語化すること
「勝つ」と決めたとき(宣言したとき)から、勝利する道が拓けるのだと思います。

そして、
わが人生に勝利すること=自分に勝つこと
それはまず、決めること=言語化すること
次に、
それに向かって前へ前へと歩み続けることでしょう。
周りからの承認や賞賛のためにではなく
自らが決めたことに向かって前進し続けること。
このように考えた時、
まったく人生そのもの(生きるということ)だと感じたのです。


オリンピックを見て、感動するのは
メダルを獲ったからだけでなく、
選手たちの常に目標に向かって前進する姿に共感するからではないでしょうか?
「自分もこのような生き方をしたい」と、感じるからではないでしょうか?

伊調千春さんも語っています。
『「銀でもうれしくないです」とアテネのときに言って、そのことでバッシングも受けたんですけど、でも、あそこで「銀でよかった」と言っていれば、今、自分はここにいないと思うんですよ。だから、「負けて悔しい」という思いがあるときは、それ以上、また次へ行けるんですんね。「それでよかった」と満足してしまえば、もうそれ以上は行けないんですよ。自分たちの夢はやはり金メダルだし、格闘技というのは…ほかのスポーツもそうですけど、銀メダルは負けて取るメダルなんですよ。例えば陸上とか長距離だったら、銀メダルもうれしいかもしれないですけど、格闘技の銀メダルは負けて取るメダルだし、うれしくないんですね。だから、叶えたいです。オリンピックは、その夢を叶える場所だと思っています。』

http://www.oaj.jp/interview/11_wrestling4/005.html より引用)

まず目標を決めること。
決めるためには、自分の欲望を知ることが大切になります。
精神分析に出会って、自分が何を求めているのかを知った人がたくさんいます。

興味を持たれた方は、シニフィアン研究所のHP
http://signifiant-lab.com/を参照ください。
思春期には特に大きな関心事となります。
思春期の悩みはこちらです。http://signifiant-lab.com/eatingdisorder/

【2012/08/19 10:40 】 | 生き方 | 有り難いご意見(0)
262)ナルシシズムの原点=鏡よ鏡『白雪姫』

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「ナルシシズムの原点」 について書きたいと思います。

白雪姫』はご存知でしょう。
ストーリーはこちらを参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%9B%AA%E5%A7%AB

有名な場面の一つ、白雪姫の義母である王妃の言葉
「鏡よ鏡、世界中で一番美しのは誰?」
これはナルシシズムの原点だともいわれます。


魔法の鏡が
「それは王妃です」
と答え続けていたなら、
王妃は白雪姫を殺さなかったことでしょう。
魔法の鏡が、
「それは白雪姫です」
と、答えたから、
自分が世界で一番美しいと言われたいとの欲望を持ち、
白雪姫に殺意を持ったのでしょう。

これは、童話です。
でも、人間の心の世界を表現した素晴らしい童話です。
誰の心の奥底にある欲望だともいえるでしょう。
これを、子育てに置き換えて考えてみましょう。


子どもが最初の鏡とするのは、お母さんです。
子どもはいつもお母さんに問いかけているのです。
≪お母さん、世界で一番可愛い(好きな)
のは誰?≫と。
その時
間髪入れずに答えてあげましょう。
≪それは、もちろん〇〇ちゃんよ≫と。
そうすれば、
子どもはニコッと微笑んで、
お母さんに愛されていると感じ、安心してすくすく成長することでしょう。

自分の理想の子どもになってもらいたくて、
兄弟姉妹や他のだれかと比べてはいませんか?
誉めたら調子に乗るからと、わざと意地悪していませんか?
うるさい子だと無視していませんか?

子どもにとっての鏡は、お母さんなのです。
だから何度も、うるさいくらいに確認したくなるのです。
「鏡よ鏡、世界で一番可愛い(好きな)のはだれ?」と。
もし、
「それはもちろん、〇〇ちゃんよ」
と言ってもらえなかったなら
白雪姫の義母である王妃のように、殺意を抱くかもしれません。
無視されたなら、
「誰でもよかった」と言って
たまたま通りかかった人たちに殺意をばらまくかもしれません。

人は、鏡に問いかけ、鏡によって答えられた姿を自分だと思い込む構造があります。
それは最初期において、自我を作り上げる上でとっても大切なことです。
その時期に、愛を刻印するか、憎しみ(殺意)を刻印するかは
子どもの目の前に居るお母さんに係っているといっても過言ではないでしょう。

この意味で
お母さんは子どもの運命を握っていると言えるのではないでしょうか?

それほどに、
子どもにとって、お母さんは世界で一番の愛の対象であり、
子どもも、母にとっての世界で一番の愛の対象になりたいと切望しているのです。

子育て教室では、オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/を中心に
子どもへの具体的な対応の仕方を話し合っています。
サークル、地域の子育てクラブなどへも出張します。
詳しくはこちらをご覧ください。http://signifiant-lab.com/#10

ブログ(197)自己愛(ナルシシズム)―エロス的交流)も参照ください。

【2012/08/16 11:10 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
261)調子に乗ることの大切さ

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「調子に乗ることの大切さ」 について書きたいと思います。

夏休みも後半、お盆休みに家族で田舎へ帰省したのでしょう。
小学生低学年の子ども二人が、スーパーではしゃいでいました。
おばあちゃんにお菓子でも買ってもらったのか、
「ねえねえ、これも買っていい?」と子ども
「ああ、いいよ、好きなの買ってあげるから」とおばあちゃん。
そこで、お母さんとおぼしき女性が、ひと言
「調子に乗るんじゃないよ!」

日常、よく見かける光景です。
この光景を見て、残念だなあと思いました。

親側からすれば、甘やかせたら後々とんでもないことになる、
との、親の気持ちかもしれません。
ただ、いつもこのような環境にいると
「調子に乗れない人」になるのではないでしょうか?


人生には、大きな波が何度かやってくると言われます。
その波にうまく乗れるかどうかで、
後の人生が、大きく違ってくることでしょう。

やってきた波を掴み、うまく乗れること。
それは、とっても大切なことの一つです。
まさしく「調子に乗る」タイミングを知っていること。
つまり、自分をうまく波に乗せることができることです。
「それ、今だ!」
と、乗り切れるか、尻込みするかで大きく違ってきます。


うまく、波を掴み、乗れる人。
それは常日頃から、調子に乗ることができる人です。


子どもが嬉しくて、調子に乗っていたら
つまずくことを心配して、調子に乗るなというよりも
大いに、調子に乗せてあげましょう。
そうすれば、波に乗る乗り方、バランスのとり方は
自分の身をもって、体験し、身に付けることでしょう。

お調子者、大いに結構ではありませんか?
調子の良い時には、
大いに、調子に乗せてあげましょう。
そうすれば、
必ず、人生の大きな波をうまく乗り切っていくことでしょう。

子どもを、自分を調子にうまく乗せられますか?
自分を上手に調子に乗せることができますか?
大いに、調子に乗せてみましょう。
そうすれば、やがて
人の力で乗せてもらうのではなく、
自分の力で上手に乗ることができるようになるでしょう。


うまく調子に乗れない方は
シニフィアン研究所まで、ご連絡ください。http://signifiant-lab.com/
なぜ乗れないのか、乗せるにはどうしたらよいか、
相談教室、知るための講座も開催しています。
くわしくは、こちらです。http://signifiant-lab.com/08)09)

【2012/08/15 14:29 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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