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【2024/04/27 00:20 】 |
225)育児放棄(ネグレクト)

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の悩み相談をしています。

今日は「育児放棄(ネグレクト)」について書きたいと思います。
昨日のヤフーニュースで以下の記事を見つけました。
一部引用します。

「母から隔離は脳に影響、横浜市大がラット実験 育児放棄解明へ/神奈川」
育児放棄(ネグレクト)が脳にどのような影響を与えるかを調べている横浜市立大学の高橋琢哉教授(生理学)のグループが、ラットを使って行った実験で、発育初期に母親から隔離されたラットは、環境に対する脳の適応力が低下することを発見、19日付の米医学誌に発表した。(詳しくはhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120619-00000008-kana-l14

乳幼児期における養育者との分離の問題性は、
フロイトの時代から心理学、精神分析の分野では叫ばれていることです。
「今頃?!」と言いたいですが、生理学の分野でもやっと研究がされてきたようです。
この記事に触発されて、以前にも書きましたが(158、育児放棄参照)
再度、
なぜ「育児放棄(ネグレクト)」をしてしまうのか?
母親の側から考えてみたいと思います。

①母親の無知・無理解が、育児の失敗を招く
 ・セックスと妊娠・避妊についての無知
 ・育児に対する無知(育てるために必要な知識)
 ・養育することへの責任の自覚の無さ

②母親自身が乳幼児期に母不在だった
 ・自分もそうだったから、当たり前だと思っている
 ・愛情欠損体験をしている
 
③母親自身が、自らの母との「母―娘葛藤」をもったまま
 ・母親としての役割をすることに抵抗がある
 ・そのために、育児を疎ましく感じる=育児拒否

④産後うつの状態にある
 ・赤ちゃんの泣き声などにいらだち、情緒不安定になっている
 ・育児を援助、協力者がいない

⑤未熟児出産・多胎出産
 ・育児を重荷に感じている
 ・育てたい気持ちと、できない環境との板ばさみ

考えられる幾つかを書いてみました。
いかがでしょうか?
太古の昔から、繋いできた命とその営みです。
その最先端に自分がいる、といっても過言ではないでしょう。
そして、次へと繋いでいく。
どの時代も、一所懸命だったことは間違いない。
なのに、育児放棄(ネグレクト)がどうして増えているのでしょうか?

様々な要因があるでしょうが、
少なくとも、母となる女性が妊娠・出産・育児についてもっと考え
必要な「知」をもつことが急務だと痛感しています。

シニフィアン研究所のサブサイト「女たちよ賢明であれ!」http://signifiant-lab.com/woman/
「オールOK子育て法」http://signifiant-lab.com/raise/を参照ください。

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【2012/06/20 11:33 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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