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【2025/07/05 07:26 】 |
326)寄り添う・聴く・受容することは自分を捨てることから

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、生きる希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「寄り添う・聴く・受容することは自分を捨てることから」について書きたいと思います

大切な誰かに寄り添いたい、聴きたい、受け入れたいと思っているのに、
どうすれば良いのか分からないと思うことはありませんか。
自分では必死の想いで相手のことを考えているつもりなのに、伝わらない。
理解してもらえない。
どうしてなんだろうと頭を抱えたことはありませんか。

相手に寄り添いたい、
相手の想いを聴きたい、
相手を受け入れたいと思っている。
そのためには
《自分の想いをすべて捨てることからだ》と言いたいと思います。

不登校や引きこもり、暴力を振るった人がよく口にします。
「うるさい、黙れ」
「放っておいてくれ」など

親をはじめ、周りの人たちは心配しているからだと言います。
放っておけないからだと言います。

どうしてこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
お互いに大切な相手であるはずなのに、
何とかしたい、何とかしてあげたいと思っているのに。
それは「ズレ」と言える気がします。
お互いが訴えていることの間にズレがあることに、双方が気付いていない。
言い方を変えれば
お互いが自分の想いで聞いてしまっているのではないでしょうか。

「きっとこのように想っているに違いない」
「このように考えるに違いない」
「そんなはずはない」etc

これらの「ズレ」を調整して合わせれば
お互いに想いが通じ合うのではないでしょうか。
そのために必要なことは何かと考えたいと思います。

まず、相手を想うあまりに、
いつの間にか自分の想いを押し付けてしまっていませんか。
「早く元気になって欲しい」
「早く社会参入してもらいたい」
「早く〇〇して欲しい」
このように思うことは当然のことかもしれません。
ところが、それが相手にとって、
時には重荷となり、押しつぶされそうに感じる場合があるようです。

だから
「しばらく一人にしてくれ」
「黙っていてくれ」
「放っておいてくれ」
「自分のペースでやらせてくれ」
このように叫びたくなるのかもしれません。
この言葉が伝わらないから
緘黙となり、引きこもり、
時には理解されない苛立ちから、結果的に暴力という手段となってしまうのかもしれません。

まずは、自分の想いは一切捨てましょう。
次に、目を閉じ、口を閉じ、手を出さず、耳だけ傾けましょう。
見れば言いたくなります。
手を出したくなります。
耳だけはしっかり開けて、相手が言う言葉だけを聴きましょう。

自分の想いは一切捨てて聴きましょう。
この姿勢が《オールOK》であり、
《寄り添うこと》であり、《聴くこと》であり、《受容すること》に繋がることだと思うのです。
これができたなら、きっと気付くことでしょう。
何に気づくのか?
それは、是非体験して味わってみてください。

まずは、自分の想いをすべて捨てましょう。
ここからスタートしてみませんか?
共に学びませんか?

興味を持たれた方はシニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
思春期の悩みhttp://signifiant-lab.com/eatingdisorder/
不登校の子どもの母よりhttp://signifiant-lab.com/escape/

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【2013/02/19 14:56 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
321)対人関係―交わることから

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、必要に応じて書き換えていきます。
そうすれば、不安は安心に変わり、希望が湧いてくることでしょう。

今日は、「対人関係―交わることから」について書きたいと思います

一歩外に出ると、人と関わることなく生活することはまずないと言えるでしょう。
ですから、人との関わり(対人関係)が重要となってきます。
では、対人関係はどこから始まるのでしょうか。
ここでは、「交わる」という視点から考えてみたいと思います。

周りにたくさんの人が居る、といって交わっているとはいえません。
ちなみに「交わる」を辞書で引いてみると、
入り乱れる、まじり合う、触れる、接する、一点を共有する、などがあります。
また、「交」を漢字源で引いてみると、
象形。人が足を交差させた姿を描いたもので、×型にまじわること、とあります。

ここで、「交わるとは、ある一点で接触があること」と考えてみることにします。
これは、「相手との間に共通するものが一つある」とも言い換えられるでしょう。
対人関係において、
共通する何かが一つあれば、それを中心にして交わることができることになります。
逆に考えると、誰かと交流を持ちたいと思った時、
お互いに共通するものを一つ見つけ出せばよいというとになるのではないでしょうか。
その共通するものが、互いに興味のあるものであれば、
きっと楽しいもの、嬉しいものとして共有することができるでしょう。
その結果、
お互いにもっと会いたいと思うでしょうし、
会って楽しい人と思う可能性が高くなることでしょう。

子育てにおいては、子どもが興味をもっているものを中心に交わればよいし、
友達、仕事関係であれば、相手との共通点を探せば、
それまでとは違った何かが見えてくることでしょう。
その次は「結ぶ」です。
これは次回、考えてみたいと思います。

「対人関係がうまくいかない」
「人とどのように付き合えばよいか分からない」
といった相談が増えています。
その方々に、まず「交わり結ぶこと」を考えてもらいます。
そこから、個々人の対人関係の原点とでもいうべき姿が見えてくることでしょう。
これに気づき、書き換えればよいのです。

興味を持たれた方はシニフィアン研究所のHPを参照ください。
http://signifiant-lab.com/

【2013/01/13 18:25 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
319)「クソババア」と言える子ども

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で自己(無意識)を知り、書き換えて(言語化して)います。
そうすれば、不安は安心に変わることでしょう。
           
今日は、「クソババア」という子どもについて書きたいと思います

子育ての基本は母子関係にあると言われます。
これは、子どもは養育する人(以下母と呼ぶ)の心のままに育つといういうことを意味します。
つまり、母が子どもの心の鏡の役割をするということ(鏡像関係)です。
例えば、
母が「将来有名なサッカー選手になって欲しい」と願って懸命になれば、
子どもは母が描く姿になって母を喜ばせようと努力するでしょう。
「有名なピアニストになって、自分の果たせなかった夢を果たして欲しい」と願うなら、
子どもは必死になって練習することでしょう。
このような鏡像関係の積み重ねが、
自主性自発性を培い、自己愛を高め、信頼を学ぶことにも繋がります。
(過剰な期待と押しつけは逆効果です)

ところが、いつかその母の想いと衝突する時がきます。
それが「反抗期」と呼ばれる時期です。
つまり、反抗期は「母の期待に動かされてきたことに気づき、それに抵抗して自己主張する時期」だといえるでしょう。
『僕(私)は母の道具や操り人形ではない。』と気付く時です。
この観点から、
反抗期があること=自主性と自発性を持とうとしている
と考えられます。
逆に、反抗期が無かった場合は、自主性と自発性が学習されていない可能性があります。

このような自主性と自発性の現れの表現の一つが「クソババア」なのです。
母に「クソババア」と言っても大丈夫だ。
愛の対象である母に、面と向かって「クソババア」と言っても、母は見捨てない。
このように確信できるからこそ、言える言葉だと考えられます。
「クソババア」と言ったら、見捨てられるかもしれないとの不安がある子どもは、
決して言いません。
逆に、母の顔色を伺い、母の機嫌をとることでしょう。
これがよく言われる「良い子」です。

つまり、「クソババア」と平気で言える子は、
クソババアという「悪い子」が増えても、まだまだたくさんの「良い子」がいると思える、ということです。
それくらいで自分というイメージが決して壊れないと思えるということでしょう。
そして、それくらいで大好きな母のイメージが壊れないと思えるということでもあるでしょう。

これらのことから、子どもが母に対して「クソババア」と言う時、
子どもの心の中に、母と子どもの良いイメージが培われている(内在化)と考えます。
以上の観点から、
子育て教室では、次のように語っています。
≪子どもから「クソババア」と言われたら、母として一人前です≫と。
(決して、子どもに「クソババア」ということを推奨しているわけではないことはご理解いただけると思います。)

このように、子どもが成長してゆく過程で、
必ず「母を踏み台」にして飛び立つ時期が来るのです。
そのためにも、決して壊れない踏み応えられる土台が必要とされます。
その意味で、母は踏まれても踏まれても決して沈み込まない基盤でありたいものです。
そのような母を、「賢明な母」と呼びたいと思います。
≪賢明な母であるとはどういうことか≫
≪何を知っていなければならないのか≫
これらを知ってこそ、子育てに活用し、即実践できます。

子どもの成長は待ったなしです。
今気付いて始めなければ、それだけ遅れてしまいます。
気付いた時がスタートの時です。
大きくなっていても大丈夫です。
気付いたその時から「育て直し」をすればよいのです。
間に合います。

興味を持たれた方はシニフィアン研究所のHPをどうぞhttp://signifiant-lab.com/
勉強会、養成講座もあります。http://signifiant-lab.com/#10 http://signifiant-lab.com/#11

【2013/01/06 17:11 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
314)子育て(心育て)に即効薬はない

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「子育て(心育て)に即効薬なはい」について書きたいと思います

悩みがあれば、一日も早く解決したいと思う。
親にとって、それが子どものことであれば、なおのこと。
不登校や引きこもりであれば、早く学校や社会に参入して欲しいと願う。
非行や暴力など、問題行動があれば、早く止めて欲しいと思う。
当然のことだと思います。
でも、あえて『子育てに即効薬はない。それぞれの子どもに必要な時間と手間をかけ続けて初めて心も育つ。』と言いたいと思います。

*********************************************

引きこもりをしていた息子さん(Mさん)と、そのお母さんの例を紹介します。(両人の了承済)
あるキッカケから、不登校、引きこもりとなったMさん(当時小5)。
昼夜逆転、ゲーム三昧、夜遊び、暴力など繰り返した後、
高校卒業と同時に、たまたま出会ったバンド仲間と共に、好きな音楽の道へと歩み始めました。
「先がまったく予測できない道だけど、好きなことだから今は楽しい。
バイトを掛け持ち、都会での6畳ひと間の共同生活は厳しいけど、何とかやってる。」
そんな最近のMさんです。

一方、Mさんのお母さんは、
家の中は悲惨な状態で、家のいたるところにMさんが開けた大きな穴がありました。
金属バットで追いかけられた時には、警察に電話をしようかと何度も迷ったそうです。
いわゆる荒れた状態です。
そんな中、毎日が緊張の連続で疲れ果て、体調もすぐれず、
「いっそこの子と・・・・・」と思いつめることも一度ではなかったといいます。

このようなMさんとお母さんに当時のことを聞いてみました。
Mさんは「何かわからないけど、ぶつけるしかなかった。口うるさい親にイライラしていた。気が付いたら穴を開けてた。」
そして、お母さんは
「オールOKと言われて、何がなんだか解りませんでしたが、とにかく私が息子を諦めたらダメなんだと、それだけは心に刻むようにしていました。まだ先は見えませんが、好きなことを見つけて自分の足で歩こうとしている息子を見て、あの辛く苦しかった日々が過去のことだとやっと思えるようになりました。」と語りました。

「オールOK」と出会ってから7年余り、長い月日かもしれません。
それでも、Mさんとそのお母さんにとって必要な時間だったと思います。
オールOKでMさんに向き合うために、お母さんが努力したこと。

・どのようなMさんであろうと、決して見捨てず、すべて受け入れる覚悟をもつこと。
・暴れるのは、Mさんの思う通りになっていないからだと理解すること。
・Mさんは、お母さんがいつか自分のことを分かってくれると思っていること。

これを基本に、Mさんに一貫性を持って向き合う努力をすることで(必ずしもできたわけではありません)、
お母さんはMさんの言葉をまったく聞いていなかったことに気づきました。
そして、「まず、自分が言う前に、Mさんの言うことを聞こう」と決意したそうです。
もちろん、すぐにはうまくいきません。
が、努力しているうちに、Mさんにも変化が見られるようになってきました。
まず、壁に穴を開けなくなり、ポツリポツリと話もするようになりました。

その後も、紆余曲折がありましたが、7年という歳月を歩んできた二人です。
かかる時間と内容は、状況や人によって違います。
他の人と比べることはできません。
ですが、Mさん母子を通して学んだことは
「子育てに即効薬はない」ということと、
「母が子を見捨てず、すべてを引き受ける覚悟を持っている限り、いつか子どもは自分の歩む道を自ら探し出すであろう」ということです。

すべての人に当てはまるかどうかは明言できません。
ただ、これまで関わった方々を通して、心を育てるには、
すべてを引き受ける覚悟を持ち(=「オールOK」で向き合う)、
個々人に必要な時間をかけることが大切であることを伝えたかったのです。

オールOK子育て法はこちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/raise/
子育て教室http://signifiant-lab.com/#10も開催しています。
 

【2012/12/18 18:33 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
313)(インター)ネット依存

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市&和歌山県和歌山市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
           
今日は、「インターネット依存」について書きたいと思います

「インターネット(以下ネットと呼ぶ)依存」は今月の関西での《フリートーク》のテーマでもありました。
「ネット依存」は、克服していない幼児期の甘えの再現と反復であり、
自律することの不安の防衛からくる「しがみつき」だといわれます。
この「しがみつき」から脱出し、自律するにはどうすればよいのかを考えたいと思います。

まず、「ネット依存」を二つに分けてみます。
一つは『依存』、もう一つは『ネット』です。

☆ 『依存』について
《これなくしては生きられない》
《これこそ我が命》
《これしかない》
といって自分を依存している対象に埋没(一体化)させることを指します。
また、根底には「甘えたい欲望」があると考えます。
『甘えと依存』は乳幼児期には必須のものであり、
この甘えと依存を断ち切り自律してゆくことが、
成長することであり、大人になることだと考える観点があります。
この観点から考えた時、
『依存』は、乳幼児期の甘えと依存を求め続け、自律することへの不安から、しがみつこうとしている状態といえます。

☆ 『ネット』について
ネットは、社会的にも個人的にもなくてはならない必須アイテムとなっています。
ですから、そのことの是非をいうものではありません。
ネットといっても様々な形式がありますが、
ここでは主にメールなど文字を中心としたものとして考えます。
人と人が向かい合う現実の会話と、携帯やスマートフォンなど文字での会話との違いは何でしょうか?
その一つは
なりすまし(幻想の世界)≫が可能かどうかではないでしょうか?
男性が女性に、60歳が20歳に、社長やセレブなど、いかようにも変身可能です。
現実ではかなり難しいことでしょう。
このように、ネットの世界は
幻想・虚構の世界でなりたい自分になれる世界(自分の思うようにあやつれる世界)だといえるでしょう。

これら二つを合わせた「ネット依存」は
甘えと依存を断ち切り自律することへの不安から自分を守るために、
現実世界からネットという幻想世界にしがみつくことで、分離不安を防衛する方法だと考えられます。
それゆえに、
メール送信してもすぐに返信が来ないと不安(分離不安or見捨てられ不安)になり、
自らもすぐに返信をしないと相手から見捨てられるこしれないという切迫感に駆られるのでしょう。
そして、現実の世界よりもネットという幻想の世界の方が
自分が存在しているとの実感が味わえるように感じて、ますますのめり込む。
常に携帯し、画面から目を離さないようにしないと自分の存在がなってしまう。
こうして、ネット依存は益々加速し続け、断ち切ることなど不可能となってゆくようです。

確かに、携帯やスマートフォンの向こう側には人がいます。
ですから、間接的にではあるものの、その人と繋がっていると思えるのでしょう。

メールを送信したら=要求が出たら
すぐに=敏速に
返信が=的確に
届く=行動で応える
そうすると安心する

この≪要求が出たら、敏速に、的確に、行動で応える≫とは、まさしくオールOK子育て法の基本でもあります。
ということは、
「ネット依存」とは、現実世界では手に入らない≪オールOK子育て法≫を、ネットという幻想の世界で満たしたいと叫んでいる姿だと思えてくるのです。
もしそうだとしたら、「ネット依存」から脱出するには、
まずは現実世界の中で、「オールOK」をしてもらう体験をすることではないでしょうか。

子育てにおいて、子どもが「ネット依存」にならないためには、
現実世界の中でオールOKの視点で子どもに向き合い、応え続けることだと思います。
そうすれば、ネットという便利なアイテムを有効に活用することでしょう。

「ネット依存」をしていると気付き断ち切りたいと考えている人は、
まず、「ネット依存」によって自分が何を求めているのかを知り、
それを手にいれたなら、きっと自律への道は開けると思います。
また、「ネット依存」の人を何とかしたいと考えている家族の方は、
オールOKの観点でその人に関わることで、変化が見られることでしょう。

オールOK子育て法はこちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/raise/
オールOK子育て相談・勉強会も開催しています。http://signifiant-lab.com/

【2012/12/09 20:34 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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