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【2024/05/02 06:17 】 |
215)愛着

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の病・悩み相談をしています。

今日のテーマは「愛着」です。
「愛着」という言葉は、その人と環境をむすびつけるすべての力を指します。
没入する、関わる、必要とする、はまり込む、求める、根付くということです。
それを気にし、憎み、手に入れたいと思い、興味・当惑・恐怖を覚える程度まで愛着している。
また「愛着」は
依存心、性的関心、敵意、野心、愛情、嫉妬心などによって、より強まります。
一言でいえば、極度の関心を持っている(このブログの210 関心を持つを参照ください)ということです。

愛着できるのは、そのものに深く関わることができることです。
言葉を変えると、そのものに対して、ありのままの自分をさらけ出せることです。
素直な自分でいられることです。
心を許せることです。
そのものに対しては、時間もお金もエネルギーも惜しまない。
時には、自分の全生命をも賭けることもあるでしょう。
その対象は、人、動物、植物、ものなどさまざまです。

そもそも「愛着」はどのようにして持つのでしょうか?
ある人(仮名 田中さん)の話をしましょう。

田中さんはある日、一匹の野良犬に出会います。
その犬が、田中さんの家まで付いてきたので、飼うことにしました。
最初は、仕方なくでしたが、毎日餌をやったり、散歩に連れて行ったりするうちに
だんだん可愛いと思うようになったと言います。
そのうちに、その犬との時間が自分の生活の一部になり、
次第に、なくてはならない存在になったということです。

この田中さんのように、
最初は、どうってことのないものであっても、
そのものに関わる時間と情の交流が増えるにつれ
だんだん、無くてはならない存在になっていく。
このように、何らかの交流をすることで、歴史とでもいえるものが積み重なっていく。
それが、自分の一部を占めると思えるようになった時、
そのものに対して「愛着」を感じると言えるのではないでしょうか?
どれだけ、そのものと深く関わったか?
それは
どれだけ、時間を共有したか?
どれだけ、情の交流をじたか?
どれだけ、歴史を創り上げてきたか?
例えば、その代表物は「形見」でしょう。

愛着を感じる人はいますか?
愛着を感じるものがありますか?

次回は「愛―エロス的交流」について書きたいと思います。

今夜から7日夜まで「関西出張」します。
8日は、新宿、大宮に居ます。
関西、関東方面の方は、携帯に語連絡ください。
詳しくはこちらを参照ください。

 

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【2012/06/04 10:03 】 | 家族 | 有り難いご意見(0)
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