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シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法で心身の悩み相談をしています。
今日は「怒りの基は母の愛」について書きたいと思います。
前回、お母さんが好きなものは子どもも好きになる、と書きました。
ところが、時には
「母が好きなものは、私は嫌いです」と言う人がいます。
なぜなのかを考えてみたいと思います。
具体的には、、本人に聞いてみないと分かりません。
でも、少なくとも、その人はお母さんが好きだとういうことは分かります。
ひょっとしたら、大好きかもしれません。
「好き」と「嫌い」は反対語です。
ということは、
好きと嫌いは、同じものの裏と表だと言えるでしょう。
なぜなら、その人に関心を持っていることに変わりはないからです。
関心があるから「好き」「嫌い」と感じるのです。
その証拠に、
関心のないものに対しては「好き」「嫌い」の判断はしないのではないでしょうか?
もし、言うとしたら
「どっちでもない」「どうでもいい」ではないでしょうか。
つまり
「好き」もしくは「嫌い」とはっきり言えるということは
そのものに対して「関心がある」と言っていることと同じだと言えるでしょう。
何となく分かっていただけましたでしょうか?
では、なぜ関心があるのに、「嫌い」と言うのでしょうか?
(やっと最初の問いかけに戻ってきました)
ある1つの例で考えてみましょう。
お母さんが、自分の好きなことをしていると仮定します。
当然、子どもよりもその事柄に関心が向き、集中しています。
そのことが、お母さんにとってNO.1の関心事になります。
子どもの視点から考えると、子どもはNO.2になります。
そうすると、子どもは、
「お母さんは、自分よりもその事の方が大切なんだ」と感じるのではないでしょうか。
そんな時、大抵の子どもは邪魔をします。
「ねえ、お母さん、遊ぼう」とか
「ぼく(わたし)もする」とか
それでも相手にしてくれなかったら
怒ったり、泣いたり、暴れたり、
時には、お母さんが関心をもっているものをメチャメチャにしたりするでしょう。
それでも聞いてくれなかったらどうするでしょう。
諦めます。
すると、お母さんはホッとします。
そして、安心してまた夢中になります。
このようなことが、あちこちで毎日のように繰り返されます。
お母さんが気付かなかったら永遠に続くことになります。
子どもの怒りはどうなるでしょうか?
子どもの悲しみや寂しさはどこへ?
考えてみてください。
このようにして、すべての子どもは
「怒り」を基にして「悲しさ」「寂しさ」も小さな胸に抱えるのです。
母の関心(愛)を与えられなかったことが、怒りの原点にあると思えるのです。
ここから
「怒り」の基は求めても得られなかった「母の愛」だと言いたいのです。
それらの蓄積が、例えば
「お母さんの好きなものは嫌い」となるのではないでしょうか。
蓄積された「怒り」「悲しさ」「寂しさ」は、一体どこへ行くのでしょうか?
これは、次回のテーマです。
関心を持たれた方は、シニフィアン研究所の
オールOK子育て法http://signifiant-lab.com/raise/
女たちよ賢明であれ!http://signifiant-lab.com/woman/
を参照ください。
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シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の悩み相談をしています。
今日は「子どもはお母さんが好きなものが好き」について書きたいと思います。
まず質問です。 あなたが好きなもの(こと)は、何ですか? 好きになったきっかけは何ですか?
誰かの姿や様子を見たのがきっかけではありませんか?
例えば 食べ物なら「美味しそうだったから」「いい匂いがしたから」 スポーツなら「楽しそうだったから」 仕事なら「やりがいがあると思ったから」「活き活きしていたから」 遊びなら「面白そうだったから」 洋服や装飾品なら「かっこよかったから」「キレイだったから」などなど この基本は「真似る」だと思います。 たいていの人は、好きな人、興味がある人の「真似」をしたいと思うでしょう。 大人でもそうですから、子どもなら当然です。 大好きな人(=お母さん)の真似をしたいと思うでしょう。 「どうして音楽をしようと思ったのですか?」との質問に あるアーティストは 「小さいときからいつも側にあったんです」 「親がやっていて、自然と覚えたんですよ」と答えていました。 常に側に真似る対象があった=環境があった と言えるのではないでしょうか? 親が楽しそうにしている姿を見て、自分もやってみたいと思う。 これが、最初のきっかけではないでしょうか?
こどもの年齢が小さければ小さいほど、この傾向が大きいのは言うまでもないでしょう。
子どもは「真似る」のが得意です。 お母さんがしていることを真似ます。 お母さんが楽しそうだったら、子どもにも楽しいと伝わるでしょう。 このことから 子どもに何かを教えたいと思ったなら まず、お母さんがそれを楽しみましょう。 そうすれば、必ず子どもさんも真似るでしょう。 「ママ、これ好き?」と聞きます。 「そうよ、ママこれ大好き」と答えましょう。 そうすればきっと「ぼく(わたし)もこれ大好き」と言うことでしょう。
子どもはお母さんが好きなものが大好きになるのです。
なぜなら、子どもはお母さんが世界で一番好きだから。
ところが、もし
「私は、母が好きだったことは嫌いです。」 という人がいたら、どうして?と思うでしょう。 次回、書いてみたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お知らせ シニフィアン研究所では「すぐに役立つオールOK子育て教室」をしています。 2人以上集まれば、ご希望の場所まで出かけます。 詳しくはこちらを参照ください。http://signifiant-lab.com/#10 |
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シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の悩み相談をしています。
今日は「子育ては待つことから」について書きたいと思います。
子育てには、時間が必要です。 それは、子どもが成長するために必須のものです。 言葉を変えて言うと、「待つこと」だと思います。
待ってもらえなかったらどうなるでしょう?
ここで、ある女性のエピソードを紹介しましょう。(ご本人の了解済みです)
その女性は、「対人恐怖」でした。
人前に立つと緊張し、赤面し、手足が振るえ、汗が出て、 時には言葉が詰まってしまうこともあります。 そして、 早く答えなければいけない、 結果を出さないといけない、 と焦ってしまい、それが余計に緊張する。 このような繰り返しで困っていました。 幼少の頃は、 とてもゆっくりおしゃべりする子どもだったそうです。 彼女のお母さんは、とても勝気で負けず嫌いでした。 そこで、彼女がゆっくりおしゃべりしていると 「もっと早くしゃべりなさい、そんなにゆっくりだと人に負ける」 とにかく 「早く」「もっと早く」が口癖だったということです。
「待ってもらえなかった」と彼女は語りました。
精神分析を通して、 様々な母との葛藤に気付くことで解消していきました。
このように
急かされず、じっくり待ってもらえる体験がいかに大切であるか、 教えてくれていると思います。 待ってもらえず、急かされることが 対人恐怖や引きこもりの一因となるかもしれません。
子どもを育てることは、待つこと。
ただ待てばよいというのではありません。 考えたり、やってみたりすることを、口を出さずに見守ることだと思います。 あなたは口を出さずに待てますか? あなたは口を出さずに待ってもらったことがありますか? もし、待てないなら、 口を出す前に、ちょっと待ってみませんか? 何かがちょっと変わるかも知れませんよ。 |
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シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の悩み相談をしています。
今日は「子育てママの叫び」について書きたいと思います。
とにかく、子育てママは大変!
この一言に尽きます。 乳幼児子育て真っ最中のママ、小学生の子どものママ、思春期の子どものママ 成人した息子娘のママ、おばあちゃんと呼ばれるようになったママ みーんなそれぞれ大変だと言います。 「子育てママ」というと、 小学生くらいまでの子どもさんのママをイメージするかもしれませんが、 極端な話、おばあちゃんと呼ばれるようになっても それぞれ心配の種は尽きないようです。
そこで、ここでは子どもさんの年齢関係なく
子どもをもった女性を対象に考えてみたいと思います。 前回、「子どもって本当に可愛い?」のタイトルで書きました。 可愛いと思えるのは、頑張っている自分へのご褒美だと書きました。 実は 可愛いと思える時もあるけど、 「可愛くない」、「嫌いだ」と思う時の方が多いかもしれませんね。 あるママに言った事があります。 「子どもなんか大嫌いだ!って叫んでみましょう」と。 だって、嫌いなんだから、嫌いでいいでしょう? 好きな時は「好き」だし、 嫌いな時は、やっぱり「嫌い」なんですから。 子育てに終わりはあるようで、ない。 そう思いませんか? 成人したら子育ては終わりでしょうか? 親を必要としなくなったら終わりでしょうか? 生きている限り、心の中にある限り、終わったとは思えないのではないでしょうか?
だからこそ
好きなときは「好き」 嫌いなときは「嫌い」でいいと思うのです。 子どもは知っています。 ママの心の動きを肌で感じとっているのですから。 「まやかし」や「フリ」は通用しません。
ただ一つ気をつけて欲しいことがあります。
女性のみなさん、子育ての大変さを叫んでみませんか? |
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シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
今日は「子どもの可愛さ」について書きたいと思います。
あるお母さんが言いました。
このような声をたくさん聞きます。
「子どもって本当に可愛い」と思いますか?
シニフィアン研究所では要望に応じ「子育て教室」などを開催しています。 |
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