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【2025/07/08 05:15 】 |
218)罪責感
シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の悩み相談をしています。
 
今日は「罪責感」について書きます。
「罪責感」は罪意識を感じて自分を責めること。
精神分析的には、無意識的なことによるとされますが、
ここでは、「罪責感」から自分を処罰するに至ることがある、ということを書きたいと思います。
少し、難しいかもしれませんが、お付き合いください。
 
叱られると分かっていながら、悪いことをする
嫌われると分かっているはずなのに、言ったりしたりする
このような人(子ども)がいます。
まったく学習しないと思うかもしれません。
一方、
自ら苦難の道を選択する人も居るし、
次から次へと難題が湧いてくる人が居ます。
自分でも呆れるくらいだと言います。
どうしてでしょう?
これらのことを、「罪責感」ということから考えてみたいと思います。

自分でも理解できない、何らかの罪意識を持っていると仮定します。
もうそれは意識には上がってこないものとします。
その「罪意識」によって
「自分は罪を償わなくてはならない」と考えます。
自らどのように償えば良いのか解らない。
その結果、自分に苦痛を与えたり、誰かから罰せられることによって償おうとする。
強迫行為や観念、重篤な病気や苦難、犯罪まで犯すに至るとフロイトは考えました。
(フロイトは、精神分析の創始者です)
 
そのように考えたら、少し理解できることはないでしょうか?
意識の中では、だれも苦しいことや辛いことは嫌だと思うでしょう。
なのに、いつも背負い込んでしまう、選んでしまうとしたら
どこかに「罪責感」を持っている可能性があると考えてみてはいかがでしょう?
あるいは何らかの「罪意識」や「負い目」を持っているかもしれません。
自分は悪いことをした、
だから幸せになってはいけない、罰を受けなければいけない。
その無意識的な何らかの「罪責感」が
自らを不幸へと追いやるように、誰かに求めているのかもしれません。
 
いつも、同じパターンで叱られる子どもも
「かまって欲しい」だけではなく
「ボクは悪い子なんだ」と思ってしまっているのかもしれません。
自分や家族にそのように感じられることがあるなら
一度、このような観点から考えてみてはいかがでしょうか?
なるほどと合点がいくことがあるかもしれません。

なお、フロイトが言うように
それらが無意識的なものなら、「精神分析」という方法で明らかにできるでしょう。
なぜなら、精神分析は「無意識」を知る方法だからです。
興味をもたれた方は
シニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
 
次回は「人見知り」について書く予定です。
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【2012/06/12 17:50 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
217)共感

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の病・悩み相談をしています。

今日は「共感」について書きます。
共感は、子育てにおいてはもちろん、対人関係においても重要な事の一つです。
辞書によると
「他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張等を、自分も同じように感じたり理解したりすること。同感」(広辞苑)
と書かれています。
精神分析的には
「情緒的側面を言語化し言い返すこと。感情の反射という。」
つまり、
共感とは相手の感情を言葉で返すこととなります。

例えば
子どもが花を発見したとき、
「わあ、きれいな花」と言ったら「ほんと、きれいな花ねえ」と言う
誰かに意地悪されて泣いていたら
「意地悪されて悲しいのね」と返す
無視されて怒っていたら
「無視されたので、悔しくて怒っているのね」と言葉で反射する
そして、
たいていの場合、それに応じた行動が付いてきます。
きれいな花を見つけたら、匂いを嗅いだり、手で触ったりするでしょう。
泣いていたら、抱きしめるかもしれません。
怒っていたら、同じように拳をふりあげるでしょう。

そのように共感してもらえたら
その人は、自分のことが理解された、解ってもらえた
と感じることでしょう。
逆に、共感してもらえなかった場合
解ってくれない、と感じ、
解ってもらうために、
何度も同じことを言ったり、泣いたり、怒ったりし続けることでしょう。
それが、
「しつこい子ども(人)」「泣き虫」「怒りんぼ」なのかもしれません。

また、「共感」してもらうことは、自分の感情や想いが相手の中に映されたとも言えるでしょう。
つまり、私が相手の心にそのまま映されたということ
言葉を換えていうと
私のありのままの姿が、相手の心の鏡に映っている、その自分の姿を見ているということになります。
このように考えてみると
「共感」してもらうこと=自分の姿を見る=自分を知る
ということになります。

しつこいかもしれませんが、
「共感」することは、鏡のように相手の姿を映すことであり
「共感」してもらうことは、自分を知ることでもある。
このような体験のことだと言えるのではないでしょうか?
子ども(人)は、今の自分を知りたくて、お母さん(人)に語りかけるのかもしれませんね。
そして、
自分が想像している姿を映し返してもらえたら安心し、お母さんから離れていける。
違っていたら不安になり、いつまでもお母さんにしがみついて離れられない。
という姿が見えてきます。

余談ですが、
精神分析は、言葉で等身大の姿を映し返します。
その結果、不安が安心に書き換えられるのです。
精神分析に興味をもたれた方は
シニフィアン研究所のHPを参照ください。http://signifiant-lab.com/
子育て相談もしています。http://signifiant-lab.com/#10

次回は「罪責感」について書きます。

【2012/06/11 11:53 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
216)愛―エロス的交流

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析で心身の病・悩み相談をしています。

今日のテーマは「愛―エロス的交流」です。
エロス的交流とは、
相手から愛されているという自信、自分が相手を愛することが相手からも喜ばれるという確信をもてる
そのような交流のことです。
精神分析では、このようなエロス的交流のことを「愛」と呼びます。
ちょっと堅苦しい表現ですが、
「相思相愛」というと、イメージし易いでしょうか

相思相愛の恋人同士の場合
赤ちゃんとお母さんの場合など
お互いの間で、どのような交流がなされているのでしょう?

共通するのは
目と目で見つめあい、ニコッと微笑合う
もうそれだけで、心が通じ合っていると思える
私の喜びはあなたの喜びとなり、あなたの喜びは私の喜びとなる。
これを「共鳴」「共感」といいます。
これが、まさしく「愛―エロス的交流」です。
このような関係の二人の間には「愛」があり
お互いの自己愛が高まる関係ともいいます。

私は相手を必要としているし、相手も私を必要としている
私は相手を愛しているし、相手も私を愛してくれている
だから
私は存在する価値がある
私には生きる意味がある
存在していていいんだ、生きていていいんだ、と思える
このように考えていくと
人は「愛―エロス的交流」を通して
自分の生きる意味や存在価値を見出していると言えるのではないでしょうか?

それを確かめるために
時には、心とは裏腹な行動や言葉を言ったりするようです。
こんなことをしても、言っても
相手は自分を見捨てないだろうか?
自分は相手にとって存在価値があるのだろうか?
自分には生きる意味があるのだろうか?
このように問いかけたくなった時、
「不登校」「引きこもり」あるいは「非行」などの問題行動を、一つの手段として使うのではないでしょうか?
彼らは、「愛」を確かめたくなっている
エロス的交流を求めていると言えるのではないでしょうか?
このようなとき、
彼らに向き合い「愛―エロス的交流」をしてみてはいかがでしょう
目を見つめ、腰をすえて、話をじっくり聞く態度を見せる
「どうしたの?」と声をかける
ここから、スタートしてみては?
そうすれば、何かが変化するかもしれません

ブログ197)自己愛(ナルシシズム)ーエロス的交流
シニフィアン研究所HP http://signifiant-lab.com/
子育てサイトhttp://signifiant-lab.com/raise/も参照ください。

【2012/06/10 12:53 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
214)スキンシップ(肌の触れ合い)

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。
精神分析という対話療法により、心身の悩み相談をしています。

今日は、子育ての基本4)スキンシップ(触れ合い)について書きます。
誰かに触れてもらうことは気持ちいいですか?
触れられる⇒気持ち良い⇒癒される⇒愛されている⇒幸せ
触れられる⇒気持ち悪い⇒傷つけられる(痛い)⇒嫌われているor憎まれている⇒不幸
この図式をどう思いますか?
触れられて気持ち良いと感じる人は、優しく心地よく触れてもらった経験のある人でしょう
触れてほしいと思っている相手に触れてもらえたなら
きっと、愛されている、幸せだと感じるでしょう

1)触れてほしい時に、2)触れてほしい相手から、3)触れてもらえるなら
気持ちいいと感じ、心癒され、愛を感じ、幸せだと思えることができるのです
これら3つが揃っていることが必須です
どれ1つ欠けても、不足と言えるでしょう
子どもだけではありません、大人も同じです

これらの基本は、母から始まります
かつて、母の懐に抱かれて、おっぱいを吸った
その母の肌の温もりや感触が、自らの肌(皮膚)に刻印されています
記憶にはない時代ですが、誰もがあったはずのものです
ここから
肌(皮膚)には、母が刻まれていると言っても過言ではないでしょう
母の心地よさがたくさん刻まれていれば
その肌は滑らかで、柔らかく、みずみずしく、触れてみたくなるでしょう

人肌は本来心地よいもの
エステやマッサージ、温泉なども
心地よい肌(皮膚)の触れ合いを求めている姿でしょう
(お酒も人肌の燗がよいという人が多い)

では、
まったく、母の刻印がなされていなければ、どうなるでしょうか?
想像してみてください
肌(皮膚)は、何も感じず、鈍磨するでしょう
鈍磨するとは、心地よさも痛みも感じないことです
この観点から、無感覚、不感症など
感覚を取り戻すために、リストカット、入れ墨(タトゥー)、肉体の酷使など
触れてもらうために、アトピーや湿疹などの身体症状を使う可能性も考えられます

すべての人が心地よいスキンシップ(肌の触れ合い)を求めている
温かく、滑らかで、柔らかく、潤いのある肌(皮膚)で、優しく触れてもらいたい
それが癒しであり、愛であり、幸せの基本だと思います
女性のみなさん
すべての女性がこの肌を持っています
あなたに触れてほしいと求めている時に、求めている人に、触れてあげましょう
そうすれば、その人は癒され、愛されていると感じ、幸せになるでしょう
そして、あなたも共に、癒しと愛と幸せを感じることでしょう
これがスキンシップ(肌の触れ合い)です

次回は「愛着」について書きます

子育て相談、非行・暴力、夫婦相談などもしています。
詳しくはシニフィアン研究所のHPを参照ください
http://signifiant-lab.com/#10
オールOK子育て法はこちらです
http://signifiant-lab.com/raise/

【2012/06/03 10:28 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
212)声をかける

シニフィアン研究所(埼玉県上尾市)の迎意 愛(むかい あい)です。

今日は子育ての基本3)声について書きます。
子どもさんに関心を持ち、温かいまなざしを向けました。
次に、優しい声をかけましょう。
簡単にできそうですよね。

声は、その人の想い(欲望)を現します。
子どもが可愛い、愛しいと感じているお母さんは
声を聞くだけで、それが伝わります。
嬉しい時は、弾んだ明るい声
悲しいときは、沈んだ生気のない声
怒りを感じたときは、吐き出すような大きな声
姿を見なくても、声だけで予測がつきます。
声は、その人のその時の顔だとも言えるでしょう。
ですから、
声だけで、お母さんの顔が浮かびます。
お母さんの心が、子どもには判るのです。

優しい声に包まれて育った子どもは
心に緊張が少なく、身体も柔らかく、何事にも柔軟な対応ができるでしょう。
逆に、
いつも緊張する声の中で育った子どもは
常に緊張しているから、身体も硬く、失敗し易く、
危険にも合いやすいと言えるかもしれません。
なぜなら、緊張しているということは、何かに心が捕らわれていることだからです。
つまり、他のことに注意を向けられないことに繋がります。
その結果、近づいてくる危険に気付くのが遅れることになります。

では、子どもさんに優しい声をかけるためにはどうしたら良いのでしょう?
1)子どもを可愛いと思っていること
2)お母さんの心にゆとりがあること(心配事がないこと)
3)時間的にゆとりがあること(忙しくないこと)

また、声はその人の想い(欲望)ですから
想い(欲望)が出せない状況では、声が出なくなることもあります。
(緘黙、失声など)
言うことで、非常に困った状況(時には命に関わると感じる)が予測できる場合などです。
(衝撃的な場面の目撃、恐怖体験、虐待など)

優しい声は、子どもだけでなく人を心地よく包み込みます。
それだけで、心身の緊張が和らぎ、幸せな気持ちになるのです。
ですから、人は音楽に癒され、好きなアーティストの音楽を耳にし、
音楽を愛して止まないのでしょう。
少し、余談になりましたが
お母さんの声は、子どもが一番先に聞く声であり、一番関心を持っている声です。
優しいお母さんの声は、どんな音楽にも勝ると言えるのではないでしょうか?

次回はスキンシップについてです。

子育て相談等にも出向いています。詳しくは
子育て法のサイトを参照ください。http://signifiant-lab.com/raise/
女性のためのサイトもどうぞhttp://signifiant-lab.com/woman/

【2012/06/02 10:22 】 | 子育て | 有り難いご意見(0)
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